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『個性も無い、なんの取り柄もない、教えられる程頭も良くない、資格なんて一つも持ってない
なれる訳ないだろ』
「普通科に行きゃいいじゃねぇか、資格なんてお前だったら簡単に取れると思うぞ
…あとお前は自分を下に見すぎなんだよ」
『下になんか見てねぇ、ただ事実を言ってるだけ』
「見てんだよ」
『……見てねぇ、お前に何が分かんだよ』
「全部。俺はいつでもお前の近くに居たから分かんだよ
ちいせぇガキの頃からこの家に住んでっから、お前の隣にいつも居たから」
『…』
「ちいせぇ時はまだ目の隈も無かった、笑顔も多かった、何かの夢を追ってる見てぇなAだった。
毎日家に帰ってきて毎日俺の好きなもんを作ってくれて
休みの日は山とか海とか行ってよ」
『…もういい』
「でも今は無理して熱中症になってぶっ倒れて、入院、
家に帰ってくるのも1週間に2日くらい。休みの日なんて死んだように寝てるし笑顔も無くなった、目の隈は酷くなってよ」
『うるさい』
「自分を下に見て誰にも頼らず1人でなんでもやろうとする
お前のそれが俺は大嫌い、今のお前の性格が嫌い
前のお前の方がまだカッコよかった、なんでも似合ってた
今でも似合うけどやっぱり違ぇ、…なんにも楽しくなさそうなツラして俺も面白くねぇし楽しくねぇ」
『うるさいって…』
「馬鹿なんじゃねぇの？
こんな立派な成人男性が高校生にぐちぐち怒られてよ
そこまでしてなんであそこを辞めねぇんだよ,凛も言ってたろ？
クソみてぇな人生を毎日あそこで送ってくんか、休みも殆ど無し、お前の中に日曜なんてねぇだろ。毎日が平日で…好きなことも出来なくてストレスが溜まって早死でもしてぇのかよ」
『うるせぇ！！』
声を張り上げた
勝己は動じず俺を見ていた
ただ腕を組んで、黙って…俺の顔を見ていた
それを見て俺は少し震えた、あんな冷たい目なんて見たことなかったから
『…ｯ…俺だってもう分かんねぇんだよ、何をしたらいいのか、どうやって生きていけばいいのか、どうやったら好かれるか！どうやったら贔屓されないか！…なんも分かんねぇんだよ…
前は楽しかったよ、お前も笑顔で…それが元気になってて…家にも毎日帰れるくらいの仕事の量で…
…まだ職場も楽しかったよ…捗った…早く帰って飯作ってやろうって思って頑張ってた、』
俺は小さい声でポツポツと話し始めた
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あああ - アルビノのことちゃんと調べて書いて欲しい。設定とかストーリーはものすごく好きです。 (2021年12月30日 4時) (
レス) @page23 id: 5319db8f04 (このIDを非表示/違反報告)
貴志 - 更新頑張って下さい！ (2020年12月31日 9時) (レス) id: 5b70a602e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無 - 更新まってます (2019年8月26日 15時) (レス) id: 403283cd22 (このIDを非表示/違反報告)
つりーそん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！更新頑張ってください！待ってます！ (2019年3月28日 20時) (レス) id: 18043c22f5 (このIDを非表示/違反報告)
社会のゴミ - 社畜…あんまり好きじゃないけどこの作品は好きやな…更新頑張れ (2019年2月9日 0時) (レス) id: 9dda0ba0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るう | 作成日時：2018年8月26日 1時
