【男主】ある村の殺人鬼は…【ヒロアカ】 (ページ10)

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毎晩10 ページ10

･タチside

1,2時間前にロウが出ていった

…そして焦って帰ってきた

『タチ！！悪ぃ！バレた！』

「は…はぁ…？」

『バレた！！ごめんな！まじで悪いっ』

「…もしあいつらが村の奴らにバラしたら俺ら一瞬で終わるぞ」

『…おう…』

「バラさなくとも次はかなりの武器を持って来るかもしれねぇ」

『…はい…』

「バレたんならもうお前の容姿は全部分かってるはずだ、その服装も変えなきゃ行けない必要があるかもしれねぇ」

「………はい…」

「ここも離れなきゃいけなくなる」

『…』

「もし見つかったら村に連れていかれる」

『……』

「最悪の場合…打首…斬首刑だ」

『…はい…』

戸を閉めてその前にロウは正座をして俺の話を聞いている
いつもの事だ、説教の内容は少し違う時もあるが

この時のロウも好きだ、俺がこんな事させてると思うと何故か気分が良くなる

「…反省。この家の掃除と文。今日中」

『…はい…』

そう返事をしロウは立ち上がりほうきを取り出し窓を開け掃除をし始めた
取り掛かりが早い

ロウの顔は汗と…涙目で、走って帰ってきたせいか髪の毛が乱れていた

俺は掃除をしてるあいだ近くの川で魚を取ることにした

…数分歩いた所に川はある
ふと来た道を見た

男が5人…
ロウが言ってた3人以外にも…？

…そう言えば…前村で見たな…
懸賞金…その場で殺そうが金は貰える、かなり高かった

…その男らが向かってたのはロウがいる所

もう見えなくなっている

やばい、もし捕まったら…

俺は走って戻った、息を切らしながら急いで

「…ロウ…！」

『…はぁ…っお前は逃がさねぇよ…バラしたりしたら俺らも終わりだしよォ…』

「ひっ…き、気色悪い！そんな気持ちの悪い目で見るな！お前なんか生きてこなければ…！そんな目の奴なんか絶対人間じゃねぇ！こんな事も人のする事じゃない！」

『………。こんな目…お前あの3人のうちの赤と白の髪の奴も俺と一緒じゃないっけ、そんな事言ってんのかよ』

「あいつらは村では特別な存在だ！そんな事言わねぇ！」

『…………お前いっぺん死んでこい』

俺は木の影から見ていた、声も大きくハッキリと聞こえる

その声と同時にロウは心臓を一突き
その男は倒れ込んだ

『…あっ、タチ！
悪ぃ、また汚しちまった…』

「…いい、俺も片付ける」

それから男どもを片付け、血を拭いた
ロウの服についた返り血…は洗濯して何とかとってみせる…