【男主】ある村の殺人鬼は…【ヒロアカ】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:10,401 hit

毎晩7 ページ7

･

今は森の奥に入ってる。家よりもさらに奥

タチの昼飯は軽く味噌汁とか作ってきた
材料もあんまねぇからあいつの分だけだけどさ、

…目の前に鳥発見
キジ…？キジか！

っしゃ…俺は弓矢を取り出しキジの方に向ける
矢を放つとキジは大きく鳴き動かなくなった

『俺能力上がってんじゃねーか…』

キジを縄で縛りまた少し奥に進む
涼しく、少し開けた場所に出た
木の影が広がり…陽の光は川に反射して眩しい、だけど背中の方から涼しい風が吹き抜ける

あー…ほんとは鶏とか豚とか牛の肉が食いたいけど…でかい動物は銃とかいるし重いし…
鶏とかは小屋の方に行かなきゃ居ねぇだろ

『……豚が食いてぇ…』

そう呟いて俺は川の水で顔を洗いもう1羽居ないか周りを見る

流石に居ないか、今日は運が良かっただけ

…川には魚もいるし…これを取ってキジと一緒に持って帰るか

『………普通の生活には戻れねぇよなぁ…』

深くため息を付き魚を数匹取り籠の中に入れる
そして走って家に戻った

『…ﾊ-ｯ…ただいまｯ』

「おかえり、大丈夫だったか？」

『おうっ、誰も居なかった。
キジと魚は取れたぞ』

「…お疲れ様、これお前の分はないのか？」

『まだ食ってなかったのか…それはお前の分だけしか作ってないの～、材料も殆ど無いじゃん
…また夜、終わってから取ってくるよ』

「…そこまで無理してしなくてもいい、1日食べなくても死なない
あと…お前も腹減ってるだろ？なら食べていいぞ」

『俺はタチのために作ったのになぁ、あーあー俺悲しいなぁ』

「………はぁ…食べるから、…これでいいだろ」

『おうっ、ありがとなっ』

タチを説得？しなんとか食べてくれた
幸せそうな顔をして食べてくれる、それが凄く嬉しいんだ
その顔が見たかった

普段殆ど無表情のタチだからさ…、目を細めて笑ってるタチが見たいからさ…

またこれで夜も動き回れる元気が出た、
…今日のターゲットはあそこの若い女かな。