【男主】死者の記憶。新しい身体。【ヒロアカ】 (ページ4)

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死者4 ページ4

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そのまま制服を着て顔を洗い歯磨きもし寝癖だらけの髪の毛をセット…

何故か場所が分かる…初めて見る家なのに。
まぁ苦労はしないからいいけど……少し不思議。

『行ってきます』

「ん！行ってらっしゃーい！」

と用意を終えると母親…に言う。
気合を入れるのか背中をドンッと押し手を振った。俺は扉を開けて外に出る、さっきの背中を押されたやつ……
親と分かってても怖かった、トラウマになっている、俺は息を整えながら歩いて雄英高校に向かう

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「君が狼頭A君だね、よろしく」

鼠か熊か犬か…何かわからない動物で今喋りかけてくるのは根津校長。前の記憶が残っていて先生の名前は覚えている

そして俺の苗字は狼頭

『…はい』

「私はここの校長の根津。よろしくね
そして君の担任の先生」

相澤先生だ。

「…相澤だ、」

ほら当たってる。相澤先生が担任なら俺は1-Aか…？また皆に会えるのか？
緑谷にも、切島にも…轟にも、爆豪にも。八百万、麗日、耳郎…

全員に会えるのか…？

『…よろしくお願いします』

「ん。教室まで行くぞ」

俺は失礼しましたと校長室を出る。廊下には上靴が音を鳴らしている、その音が響くだけだった

「俺が合図をしたら入ってこいよ」

なんて言われ教室の前まで来る、ザワザワと盛り上がっていた…前まで黒瀬Aとしてここに居た…教室…
今は狼頭Aとして新しく加わるんだ

相澤先生が入っていくと皆静かになる

「突然だが転入生が来ている、…狼頭、入ってこい」

そう言うと「学校っぽいの来たァァァァ！！」とみんな叫ぶ

その間に俺は教室に一歩踏み入れた、懐かしい…この感じ。

皆俺の方に集中する、視線が凄い。
峰田なんか目ガン開き。凄いよ乾かないのかな

「自己紹介しろ」

『狼頭Aです、んー……まぁよろしくお願いします』

と言い頭を軽く下げる

「お前の席は窓側だ」

『はい』

空いている席に向かってると、隣のヤツの顔が見えた。
緑谷だ、今凄く緑谷！！って叫びそうになったのを抑える……俺は今転校してきたばかりだ、名前は知らない事だ。、

ふと、後ろの席を見た
花瓶に一輪の綺麗な花が刺さっている。…それは俺の机。良くわかる…油性ペンで机に数字が書いてあったから…

…なんか嬉しいな、こういうの。

そしてHRも終わり授業前の少しの休み時間、皆俺の周りに集まる

「よろしくな！狼頭！」

なんて切島が言う。

今見てるのは狼頭という名の黒瀬だよ＿