【男主】死者の記憶。新しい身体。【ヒロアカ】 (ページ15)

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死者15 ページ15

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それから途中で別れ家に帰る
扉の前に立つと朝の事が蘇った

…もう気にしない、気にすることはやめた…と頭を横に振り家の中に入る

『ただいま！』

「…あっ、Aおかえり！
今日はお父さん少し遅くなるらしいわ…」

と苦笑いをしてご飯を机に並べる
ほんとに美味しそうなご飯…匂いがふわっと来る
俺は走って2階に行き着替える、そして手を洗い椅子に座った

「じゃ、食べよっか」

『いただきまーす』

と手を合わせ食べ始める

『うまっ』

「でしょ～っ、今日のは自信があるんだ～」

なんて会話をしていた。ほんと大好きだ
魚も肉も野菜も全部美味い、…なんか安心する

それから食べ終わるとお風呂に入って父さんが帰ってくるまでリビングにいた
それでも帰ってこない、ほんとに遅くなるんだな…なんて思いながら残っていた課題を終わらせてテレビを見ていた
母さんも隣で座っている、少し心配していた

すると電話が鳴った

「…もしもし？」

《あ、狼頭さんの奥さんですか、今すぐ病院に来てくれませんか、事情は病院で話しますから》

「えっ…あ…分かりました」

母さんが何を話していたか分からないがすごい焦った顔をしていた

電話を切ると俺の方を見て

「…A、ちょっと病院に行ってくるね。ちゃんと寝てるんだよ」

と言ってきた

『…は？じゃあ俺も行く、母さん1人じゃ何があるか分からない、危ない、だから俺も行く』

「……はぁ…分かったわ、じゃあもう行くわよ」

と外に出て車に乗る
母さんは少し急いで病院まで向かう…
…安全運転してよな…怖い、怖いから、

そして病院に着くと医者が少し残念な顔をしていた、それに向かって母さんは走っていく

「夫は…！夫は！？」

「……飲酒運転の車に追突され、即死…でした」

…即死？あの父さんが…あの…
まだ俺は数日しか一緒に居たことが無かった。まだ話したかった
…母さんは膝から崩れ落ち、泣きわめいた

俺は走って父さんが寝ている部屋に走る、その部屋に入るといつもの父さんの顔…ほんとに死んでるのか…と言うような…

俺も膝から崩れ落ち泣いた、泣きわめいた、

それから数十分して家に戻る、部屋に入ると椅子に座って突っ伏した、俺は母さんの前に座り手を撫でる

「…A、今日はもう寝ていいよ、明日も学校でしょう？」

『母さんも寝なよ、さっきの事とか今日1日大変そうだったし、』

俺は母さんの手を撫でながら言った

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父さん殺してしまってすいません()