【男主】死者の記憶。新しい身体。【ヒロアカ】 (ページ14)

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死者14 ページ14

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午後の訓練は楽しかった。
少し本気で戦った

体操服が少しボロボロになっちゃったけど…

そして放課後。俺は芦戸と話をしていた

「狼頭って背意外と高いねー！」

『そー！？ありがとー！』

「そして元気！！いいねー！」

『だろーっ！』

「毎日居ても飽きなさそう！」

『んははっ、1週間くらいしたら飽きるんじゃないー？』

なんて笑いながら話している。結構ノリいいから話しやすいんだよな
…と、思ってたら制服を捕まれ引きづられる

誰だと思い後ろを見ると爆豪と切島だった

「早く帰るぞクソ野郎」

『待って待て待て！！まだ話してた！』

「じゃーな！芦戸！また明日話してやって！」

「はーい！」

『待て待て待て！首絞まる…！痛い苦しい！』

なんてじたばたしてると手を離されてバランスを崩した
そこを切島が支えてくれたから倒れずに済んだ…

「倒れりゃ良かったのによ」

『ひっでぇ！』

「うるせぇクソ野郎」

「もう仲良くなってんじゃん！」

と切島は笑う
爆豪はつかつかと歩いていく。それを二人で走って追いかける

『………あっ、待ってて…俺やらなきゃいけねぇ事あった』

「は？んだよ」

「おー？」

『すぐ終わるから下駄箱で待ってて！』

と言い俺は教室に走って戻った、まだ数人かは残ってた。そして鞄を置き花瓶の中を覗く
小さい虫とか枯れた花弁が浮いていた

その花瓶を持って水道の所まで歩く
それを不思議に思ったのか上鳴が付いてきた

「狼頭ー？なにしてんの？」

『水替えてんの、…色々浮いてたし…』

「…優しいのな～…でも黒瀬の事は見たことないだろ？この前転校してきたばかりだし…」

『……まぁ…、でもいいじゃん、こっちの方が黒瀬君も喜ぶでしょ』

俺は少し微笑み花瓶を洗い、花を逆水し、また花瓶に入れた
そして周りをタオルで拭いて教室に戻る

「お前………」

と、上鳴が声を出すと肩が揺れた
まさか、と思いその場に立ち止まり次の言葉を待った

「まじですげぇ優しいやつだなぁ！！」

…びっくりした、ホッとしたぁ…

『ありがと～、…やべ、爆豪と切島待たせてんだった…
じゃな！』

「えっ！？あ、おう！」

俺は棚の上に花瓶を置き、鞄を持って下駄箱まで走る
赤髪…切島居た、よかった

「…あ！やっと来た！おせーぞー！」

『悪い！早く帰ろ！…って爆豪は？』

「あー…あいつ、もう帰っちゃった、」

『そっか～、俺が遅かったからかな』

なんて苦笑いし切島と学校をでて歩く、その間。物凄く楽しかった