【男主】死者の記憶。新しい身体。【ヒロアカ】 (ページ2)

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死者2 ページ2

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その日もいつも通り学校に向かうため、朝早くに起き、朝食を食べて家を飛び出た。
数十分して駅のホームに立ち、咥えていたパンを頬張り食べ終わる
あと数分で電車も来る。それまで携帯を触り時間潰しをしていた

後ろに誰か立っていたことにも気付かず＿

そのうち、ガタンゴトンと音をならしながら見慣れた電車が駅に近づいてくる俺は携帯を鞄にしまい駅にある時計を見た。
そして電車が近くに来た時、誰かに思いっきり押されたんだ、力強く両手で。その感覚が分かる程、

それと同時に俺の体は吹き飛び意識が途絶えた

即死だった

お葬式には俺が居た。棺桶に横たわるボロボロになった俺が。今の俺の体は棺桶の中、魂は空を飛んで葬儀場を見下ろしている
母さんも父さんも…大粒の涙を流しながら泣いている。
雄英高校のクラスメイトだって泣いている、皆には俺の霊魂は見えない。酷いよな、でも見えたとしても大パニックだろう

そして棺桶に横たわる俺を俺が見る、すごい変な感じだ。
死に化粧されて綺麗に整えられている、あの時吹き飛んだような右手も。足もあった、流石に俺でも目を背けたかった

俺は今からどうなるのだろうか、もう。この世界では生きていけないのか、無の世界に入るのか。

高校1年、夏。凄く入りたかった雄英高校に入ってから数ヶ月の出来事。
ヒーローになれなかった、オールマイトみたいな凄いヒーローになれなかったなぁ…なりたかった…

葬式にはオールマイト、相澤先生も来ていた。なんか嬉しいよね、ヒーローに来てもらえるって。

なんて思ってると視界が歪み目の前が真っ暗になった

それから少しして目を開けると

俺は別の人間の体になっていた

少し日に焼けた肌…。
俺は誰だ…？
まぁ…この世界で生きていけるってのが分かって…安心した、

ありがとう