箱学のマネージャーはかわいい【弱虫ペダル】 (ページ8)

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━━━━━ということをいちから説明してくれた

でも何故こうなった！？

荒北｢だから歌え｣

｢え、歌？え？｣

そう言って荒北さんは私の足を軽く蹴ってくる

｢お、オクラホマミキサーって歌あるんですか？｣

荒北｢いンだよテキトーで｣

じゃあ先輩が歌ってよって思ったけど

仲良くなるチャンスだと思って歌うことにした

小学校の林間学校の時に1回やった事あったからその記憶をたたき出して少しずつ口ずさむ

ちゃらららちゃらら、と鼻歌で歌うと

荒北さんはタン、タン、とリズムを教えてくれる

すぐ後ろに荒北さんがいて…

うわ、なんか緊張してきた

回ってお互いに向き合って挨拶するところで荒北さんがターンっとリズムを気持ちよく言ってくれた途端、

荒北｢ハイここォ！！！｣

ビクッ

荒北さんと目が合った

よく見ると切れ長の瞳に似合わないくらい睫毛が長くて

｢っ……｣

荒北｢どお？泣きそ？｣

｢えっ…いや、｣

荒北｢だよなァ｣

そう言うとぱっと手を離した

めっっっっちゃ緊張した！

荒北｢ここなんだヨ！！ここで目ェ合った途端泣き崩れたんだよ！！｣

｢…かっこいいと思いますよ｣

えっ何言ってんだ私

自分でも何言ってるかわかんないけど荒北さんを見ると

目を点にしては？という顔で私を見ている

｢あ、いや！そういう意味じゃなくて！なんて言うかその…｣

自分でも分からなくなって一気に身体中の熱が顔にいくのがわかる

嘘、なんだこれ

ガチャッ

東堂｢あ！荒北、迎えに来てやったのに先に行っ……て、あれ、Aちゃんではないか！？｣

ナイスタイミングと言っていいほどいいタイミングに東堂さんと隼人くんが入ってきた

新開｢ん？あれ、Aいたのか。てか、2人とも顔赤いけどどうしたんだ？｣

え？2人って…

荒北｢っセ！！何もねーヨ！！バァカ！！｣

よく見ると荒北さんは顔が真っ赤で

部室を出て勢いよくドアを閉めて行った