2 ページ3
アイの活動復帰から数日が経ち、アイはアクアに授乳をするか聞くとアクアは頑なに抵抗し、哺乳瓶を必死に飲んでいた。
するとベビーベッドにいたAとルビーが同タイミングで泣き出して2人はアイの授乳を快く受け入れて、アクアに対して見せつけるように笑った。
「仕事の時間だ」
「はーい」
アイは3人のおでこにキスを落とすと、にこやかに笑って「行ってくるね」と言った。
「お前ら、ちょっとは遠慮しろよな」
「なんで?」
『娘の私たちがママのおっ ぱいを吸うのは自然の摂理なんですけど』
「Aの言う通りだよ?与えられた当然の権利なんですけど」
「一応聞いておくけど、お前ら前世でも女?」
『「うん」』
ふたりが同時に言うと、アクアはギリギリの許容範囲だと言うように了承した。
「オタクの嫉妬キモーイ!まぁ、いい年した男が授乳とか倫理的にヤバいもんね」
『よかった、合法的におっ ぱい味わえる女に生まれて』
「俺の倫理観だとそれもアウトなんだけどな」
ルビーは手を合わせてアイに同情するかのようにして哀れみの目を浮かべながら言った。
「ママも可愛そう……まさか自分の子供が自分のオタとかマジキモいもん」
『ルビーの言う通り、ママ可愛そう……私とルビーが一生守ろう』
ルビーがその後オムツを変えてもらうために泣き出すと、ミヤコは文句を言いながらオムツを変えていた。
「なんで私がこんな仕事……一応私、社長夫人じゃないの?
美少年と仕事できると思ってアイツと結婚したのに、与えられた仕事は16歳アイドルの子供の世話?
そんで父親不明の片親とか闇すぎんだろ!
そもそも私はベビーシッターやりに嫁に来たんじゃねぇ!」
Aとルビー、アクアがひとつの場所に集まるとルビーが小さく文句を言い出した。
「はぁ?ママに尽くせるのは幸福以外の何ものでもないでしょ。頭おかしいんじゃない?」
「いや、意外と彼女の言ってることに正当性が見受けられる」
ミヤコは地面に膝を着くと、何かを確信したかのように独り言を呟いた。
「あー……ていうかこれって不祥事の隠蔽よね?
フフフフ……そうだ、週刊誌とかにこのネタ売ったらお金持ちに……もう全部どうでもいい!やったるか!!」
「うわヤッバ……どうする?殺す?」
「無理だ……体格差があり過ぎる」
『いい考えがある……2人とも、耳貸して』
Aはそう言って2人に耳打ちをすると、3人は直ぐに行動に移した。
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レナ | 作成日時:2024年2月3日 13時