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narration side
宮益坂を埋めつくしていた液体は、中和剤を巻いたことで緑に変色し、混ざりあっても大爆発など起こさない性質へ変化していた。
液体がない道路には、救急車や消防車が沢山止まっていて、側の歩道で目暮と白鳥が村中や、子供たちから事情を聞いている。
歩｢あれ〜？さっきまでいたのに…｣
元｢どこ行っちゃったんだよ…｣
歩美と元太はキョロキョロと辺りを見渡し、エレニカたち。ナーダ・ウニチトージティの集団を探したが、さっきまで一緒にいた彼らは、気がつくと、一人残らず消えてしまっていたのだ。
黒羽に言われて手伝いに向かった快斗達も、黒羽に頼まれたことを話さねばならなくなるため、察した白馬達と足早にその場を離れてしまっていた。
光｢あの人たちがいたから、僕たち助かったんです！｣
村｢いなかったら、今頃渋谷は火の海だっただろう｣
目暮に、2人が訴える。
そのすぐ側で、担架に乗せられた高木はミヤシタパークそばに止まった救急車に運び込まれていた。
佐｢高木くん！気をしっかり！｣
高｢……佐藤さん……｣
意思が朦朧としている高木に佐藤が声をかけると、外で救急隊員の｢おーい、こっち手伝ってくれ！｣という声が聞こえて、中にいた救急隊員は外へ出ていってしまう。
救急車には高木と佐藤だけが残された。
高木がよろよろと右手を伸ばすと、佐藤はその伸ばされた手をぎゅっと握った。
高｢……佐藤さん。たぶん僕、この後手術することになると思うんですけど｣
佐｢そ、そうね｣
高｢それが上手くいくように、おまじないを……｣
佐｢おまじない？｣
なんだかよく分からない顔をした佐藤だったが、高木が持ち上げた顔の、口元に自分の耳を近づけ、おまじないの内容を聞いた途端に顔を真っ赤にして驚きながら上げた。
佐｢……ったく、そんな元気があるなら大丈夫そうね｣
恥ずかしそうに髪をかきあげた佐藤は、高木に顔を近づける。
ちょうどそこに事情聴取を終えた子供たちが現れ、救急車の中で高木と佐藤がキスしているのをバッチリ目撃してしまった。
渋谷スクランブルスクエアから出てきたコナンはスクランブル交差点の方へ歩いて行く。
子供たちがコナンの前方から走ってくると、その中には村中もいた。
光｢すごいです！｣
元｢よくやった、コナン！｣
村｢すごいな、君！｣
子供たちが絶賛すると村中が両手でコナンを高く持ち上げる。
恥ずかしくなったコナンは足をバタつかせ、子供たちはそれをアハハ……と笑った。
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あやなみ(プロフ) - スノーローズさん» とても面白いです！あのもしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (3月8日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - おちやさん» コメントありがとうございます！コラボ作者の方と悩みつつ決めた内容でもあったので、楽しんでいただけたなら幸いです。更新頑張ります (2022年6月20日 11時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
おちや(プロフ) - 番外編お疲れ様でした！焼死体……？あれ？と思ってたらやっぱり本編で出たダミーか！と一安心しました。これからも更新楽しみにしてます (2022年6月20日 11時) (レス) id: d19abbfe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2022年6月16日 23時
