四百三十七話 ページ2
Noside
境「あんたの協力者になったのも私の判断！！あんたを裏切ったのも私の判断！！彼を愛したのも私の判断…私の人生全てを…あんたたちが操っていたなんて思わないで！！」
風見の胸に自分の拳を叩きつけながら、境子は泣いて叫んだ。
全て言い終わる頃には、完全に息も上がってしまっていて、勢いはそこで完全に失われた。
境「さよなら…」
羽〔境子…〕
そう吐き捨てた境子は静かにヘリポートをさっていく。
一部始終を見ていた羽場も涙を流していた。
降「どんなに憎まれようと、最後まで彼女を守れ…それが…」
風「我々公安です…」
降谷に言われ、風見はすぐに境子を追いかけた。
降「君のおかげで、日本を貶めるテロリストを逮捕できた…」
コ「いつテロだと思ったの？」
降「君の推理通りだ…あの日…国際会議場を点検中に、ガス栓にネットでアクセスできる事を知った…それを使った爆破テロの可能性を考え、公安鑑識に指示を出していた時…」
国際会議場は爆破され、大惨事に見舞われた。
降「だが、現場の状況から事故で処理される可能性もあった…」
コ「それで容疑者を作ったんだね？」
それが小五郎だった。
作られた容疑者はできるだけ早く警察から公安検察に移す必要がある。
境子も述べていた通り、公安検察は公安警察に歯が立たない。つまり小五郎をその時点で容疑者から外すことができるのだ。
コ「だから境子先生を弁護士として送り込み、事故の線を潰したところで小五郎のおじさんを解放した…」
降「すごいね君は…すべての謎を解く…」
コ「いや…まだ解けてない謎がある…それは…」
コナンが言いかけたところで降谷が「携帯…」と言った。
降「さっきからずっと光ってるよ…？」
コナンが携帯を確認すると着信を知らせるランプが光っていた。ほとんどが蘭からの着信だ。
伝言メモも入っているようで、コナンはそれを押すと、スマホを耳に当てた。
蘭〔あ、新一？今、《エッジ・オブ・オーシャン》のカジノタワーに避難してる…この留守電聞いたら電話して〕
ちょうどそのタイミングで、降谷はワイヤレスイヤホンに入った通信を受けていた。
降「何っ！？カプセルがっ！？」
コ「！？」
無事に軌道をずらせたと思っていたカプセルは先の爆発で開いてしまったパラシュートの空気抵抗も相まってかうまく軌道がずれず、東京湾埋立地目掛けて落下中だった。
そこには《エッジ・オブ・オーシャン》がある。
迎撃ができる高さでもない。
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スノーローズ(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます。更新遅れましてすみません。時間を見つけて頑張ります。 (2021年7月23日 20時) (
レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話のシリーズ大好きで何度も読んでます！忙しいかと思いますが頑張ってください！続きも楽しみにしてます！ (2021年7月23日 20時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 深_sin_さん» コメントありがとうございます。就職先決まってやっと安心してるところです。更新頑張ります。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
深_sin_(プロフ) - 待ってました！就活お疲れ様でした！！更新頑張って下さい。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: c007f713c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 有栖川.さん» コメントありがとうございます。4月からは仕事をしながらになりますが、更新頑張りたいと思います。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2020年3月26日 16時
