四百二十九話 ページ44
コナンside
安「そうか…ここへくる道で、IO Tテロを起こしたのも…入ってくる人を止めるため…」
抵抗の色が見られないと分かってか、安室さんは日下部検事の腕を離した。
離された日下部検事は膝に手を付いて肩で息をしている。
コ「それでも、誰かが犠牲になる可能性は十分あったはずだ！！」
日下部検事はそれを聞くと罰が悪そうに下を向いて「正義のためには多少の犠牲はやむを得ない！！」と叫んだ。
コ「そんなの正義じゃない！」
日「……私の…」
日下部検事は自分の協力者だって犠牲になったという。
それはおそらく、羽場二三一だ。
コ「羽場さんはやっぱりあんたの協力者だったんだね？」
日「な…なぜそれを…」
コ「パスコードの暗証番号だよ…」
日下部検事は公判前整理手続きの時、手続きが終わって部屋から出てきた後、スマホで岩井統括に電話をかけていた。
その時スマホのロックを解除した際、パスコードを入力していたのだが入力音が消えていなかった。
大抵の人は消しているものだ。そしてその入力音から察するに、その番号は８８２３１。”羽場二三一”だ。
コ「珍しくて気になったけど、入力する音を消してなかったのは忘れないため？”
日「違う…こいつらへの復讐心を肝に銘じるためだ！！」
境子先生も言っていた公安警察の《協力者》は、全て安室さんが所属するゼロに報告され、番号で管理されるらしい。
しかし、公安刑事同士は互いの協力者を知らず、日下部検事のように協力者を抱えている公安検事がいたことは、安室さんも去年まで知らなかったのだそう。
日「だからあの時、私の協力者を簡単に切り捨てたのか！！」
コ「なるほど、裏があったんだね…去年羽場さんが起こした窃盗事件には…」
そういうと日下部検事は「あれは…」と言って口籠った。
日「…私が羽場に頼んだんだ…」
NAZU不正アクセス事件の捜査の際、そのアクセスデータが被疑者の出入りしていたゲーム会社にあると知った羽場さんはそれを盗み出そうとして捕まってしまったらしい。
まあ、やろうとしたことは窃盗、立派な犯罪だ。
《協力者》はそのような違法で危険な調査を余儀なくされるため、公安と協力者の関係は、肉親よりも強くなる。
お金だけで繋がった関係じゃなく、使命感で繋がった一心同体だと日下部検事はいう。
そして彼は岩井検事に全てを話した。
羽場さんは自分が頼んで事件を起こしたんだと。
しかし彼女は起訴するといった。
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神城マリア(プロフ) - 四百三十二話の次の話から三百○○話と三百になっていました。修正をお願いします (2020年4月13日 11時) (
レス) id: 72d54c6370 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 神奈月貴利兎さん» いえいえ。読んでくれてありがとうございます。 (2020年3月18日 16時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
神奈月貴利兎(プロフ) - スノーローズさん» すみません。指摘したつもりでは無かったんですが、、、。そういうことなんですね。ありがとうございます (2020年3月18日 16時) (レス) id: 34389c233b (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 神奈月貴利兎さん» ご指摘ありがとうございます。この作品の元ネタをくれた友人に確認をとりましたところ、一影さんは、組織の一環でポアロで仕事をしているという設定なので、トリプルフェイスで間違いないそうです。 (2020年3月18日 11時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - リカルファさん» ありがとうございます、治しておきます。 (2020年3月18日 10時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2020年3月15日 16時
