二百三十五話 潜入者に迫る危機 ページ46
バーボンside
ｶｼﾞﾉ｢じゃあキュラソーを奪還しノックリストを奪うべきでは？｣
足元でまだ僅かに頭から出血しながら、確かないら立ちを含めた声でそう言う黒羽。
正直挑発にもなりかねないその声色にひやひやする。
ﾊﾞｰﾎﾞﾝ(頭ケガしてるのに余計なこと言うな！！)
弾丸撃ち込まれでもしたらどうするという声は口に出さなくても普段の行動から黒羽にはわかるはずなのだが。いや、たぶん同期の奴らならたぶん皆そういうはずだからいやでも察するはずなのだが、そういうところがこいつのアホなところで、ちっとも反省したためしがない。
ケガするなと忠告しても数時間後には傷だらけとか、前からよくあった。
ｶｼﾞﾉ「本当に僕たちがＮＯＣかどうか、それを確認してからでも遅くないでしょう」
ほら見ろ、やっぱり何も伝わってない。
黒羽の手にはなぜか針金が握られていて、素早くグイっと伸ばしたのを僕は見逃さなかった。
ｼﾞﾝ「確かにな…だが…」
黒羽の言葉でゆっくりと顔を上げたジンは床に構えた銃をこちらに向ける。
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ジン！」
ｳｫｯｶ「あ、兄貴！？」
驚いた声色でもってそういった二人が前へ出る。
ジン、この男は…人を殺すことに関して何とも思っていない。
ｼﾞﾝ「疑わしきは罰する＿＿それが俺のやり方だ…さあ、裏切り者の裁きの時間だ」
ぷっと煙草を吐き捨てたジンは、落ちた煙草を踏みつけぐりぐりとつま先をひねった。
■+-+-+-+-+-+-+-+■
narration side
コナンの乗ったスケボーが、白煙を巻き上げながら猛スピードで道路を駆け抜ける。
例のメールの内容をジョディに伝えた後、今度は阿笠博士に電話をかけていた。
送信先のアドレスをいち早く突き止め、最悪の事態を回避するために。
コ「まだか博士！？早くしねーと…((阿〔焦るな、あと三十秒で解析が終わる〕…よし！アドレスが判明したらさっき俺が言ったとおりに！」
阿〔わかった。こちらの壊れたスマホから贈られたように偽装すればよいんじゃな〕
コ「あぁ、急いでくれ！時間がねぇ！」
コナンが通話を切るとほぼ同時に反対車線を走っていた車がパーッ！とけたたましいクラクションを鳴らして急停車する。ジョディの車だった。
スケボーを急停車して止めると、スケボーを抱えてジョディの車に走る。
ｼﾞｮﾃﾞｨ「こっちよ！クールキッド！」
ジョディが後部座席のドアを開け座席に乗り込んだコナンは
コ「とにかくこれを読んで！」
とスマホの画面を差し出した。
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
