二百二十話 組織Ｎｏ．２ ページ31
コナンside
黒い瞳に見せるためのコンタクトレンズ。
これについては記憶喪失や発作には関係がないが、念のために伝えたそう。
佐「ご協力ありがとうございます」
コ(ってことは、オッドアイや義眼たと思ったのは俺たちの勘違いだったのか……)
では彼女はラムではないのか。
しかしなぜ右目にだけコンタクトか入っていたのだろう。
片方は外れたのか。
悶々と考えていると、扉の向こうから救急隊員の「搬送の準備が整いました」と伝えてくる声が聞こえた。
ストレッチャーにあの女性が寝かされている。
佐藤刑事と高木刑事は医師にお礼を言うと、立ち上がって扉に向かっていった。
一人残っていた俺に気づいた医師が、「ボクはいっしょに行かなくていいのかい？」と聞いてくる。が、俺にはもう一つ確認したいことがあった。
例のカラコンのことだ。
コ「さっきのカラコンのことなんだけど、片方だけ黒く見せてたってことは、お姉さんの両目は元々青だったんだね」
医「それが、右目だけ透明だったんだよ」
コ「透明…？」
非常に珍しいことだが、眼球の色のついた部分＿虹彩が、眼球の一番外側の膜、つまり強膜と同じ色をしていることによって、瞳が透明に見えるのだという医師。
つまり、両の目で色が違うことには変わりないということだ。
コ「先生、今日はいろいろありがとうございました」
医師にそういうと「えっ？もういいの？」と驚かれる。
コ「うん。じゃあね〜」
そういって扉の方を向くと、バンッ！！というすごい音を立てて扉が開き、小五郎のおっちゃんがはいってきたのだが、どうやら人の話をちっとも聞いていなかったため、例の女性を依頼人だと勘違いしていたらしい。
おいおい、人の話はちゃんと聞こうぜ。
■+-+-+-+-+-+-+-+■
narration side
水族館の駐車場にいたベルモットは、耳につけた通信機のスイッチを押し、
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「様子がおかしいと思ったら、どうやら記憶喪失のようよ」
流石のジンもこれには驚いた様子で、通信機を通して聞こえたのは息を呑むような声だった。
ベルモットは警察病院に運ばれたということを伝え、さらに気になったことがと観覧車で発作を起こしたことを伝える。
ｼﾞﾝ〔発作だと？〕
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ええ」
ｼﾞﾝ〔わかった。お前は引き続き監視を続けろ〕
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「了解」
通話を切ったジンは、スマホを片手に
ｼﾞﾝ「観覧車で発作…まさかな…」
と呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
