二百二話 オッドアイの女 ページ13
コナンside
どこから来たのかわからないと言った女に名前を聞く。
しかし、尋ねられた女はキョロキョロと不安げに目を泳がせ、そしてまた首を横に振る。
自分の名前もわからないらしい。
哀「ちょっと頭見せて？」
女「えっ？ええ…」
頭を下げた女の髪を灰原がかき分ける。
そこには小さな傷があった。
哀「大した怪我じゃないけど最近のものね…」
ベンチに置かれているスマホの画面をタップしてみるが、うんともすんとも言わない。
やはり完全に壊れているようだった。
スマホの裏を見ると、破片がパラパラと落ちる。
コ「多分車に乗ってて事故に遭い、頭を怪我した…だとすると…」
哀「外傷性の逆光健忘…って何で車に乗ってたってわかるの？」
灰原の問いに俺は持っていたスマホをベンチに戻して答える。
スマートフォンは完全に壊れるほどの衝撃を受けていた。
女の服やスマホの周りに散らばっていたのはフロントガラスの破片。
つまり車に乗っていたという事だ。
哀「運転中に頭をぶつけたってこと？」
コ「その車、割と古い車種だろうな…最近の車はガラスが飛び散らねぇように…フィルムが挟んであっからな…」
自ら掴んでいたガラスをハンカチで包んでポケットにしまう。
コ「それに彼女の体からかすかにガソリンの匂いもする…」
哀「ホント…」
女に近づき、クンクンと匂いをかぐ灰原。
コ「お姉さん、他に何かもってない？」
女「え？」
自分の手を見たあと、立ちあがった女は自分のスカートの左右のポケットに両手を入れる。
女「これは…？」
女が取り出したのは単語帳のようなものだった。
カードそれぞれに白、橙、青、緑、赤の半透明の色がついている。
その場にいる3人で単語帳を眺めていると、遠くの方から厄介な声が。
元「お〜いコナ〜ン！灰原〜！」
歩「二人の分のチケットも買ってきたよ〜！」
光「早く乗りに行きましょうよ〜！」
言わずもがな元太達である。
厄介なのが戻ってきたと思わず顔を顰める。
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スノーローズ(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» おー！挑発の仕方が悪かった一影さんです。目が覚めたらそうこの中真っ暗でいつの間にか両サイドにバーボンとキールが... (2019年2月12日 18時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 確かにその挑発はダメだね、一影笑 一緒に頑張ろー← (2019年2月12日 18時) (レス) id: baf4e201be (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - しろまるさん» 返信大変遅れて申し訳ないです。すみません、バイトやら学校やらでバタバタしておりまして、学校もそろそろ終わるので、そろそろ更新できるかと思います。お待ちいただけたら幸いです。 (2019年1月26日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しろまる - おもしろいなーって思って読み進めていたら、ここまであっという間でした！いそがしいのでしょうか？またの更新楽しみにしてますね。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: c9649c4db2 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 百九十ニ 「精子の声」→「制止の声」じゃないでしょうか？ 続き楽しみにしてます！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年8月3日 13時
