百三十五話 緋色の追求〔僕の日本から…〕 ページ25
萩原side
高・萩「｢ぬ、盗まれた！？｣」
最後に事情聴取をする神立さんは、自宅の車が盗まれたらしい。
今朝出勤しようと思ったらガレージが壊されており、車も消えていたのだそう。
高「盗難届けは？」
神立「すぐに出したさ！おかげで会社には電車で出勤し、ここにはバス…おまけに殺人の疑いまでかけられて、えれぇ迷惑だよ…」
タバコをくわえた神立さんは左手でカチカチとライターを鳴らしている。
隣の松田は何やらイライラしている様子。
あくまで勤務中ですよ松田さん？とかいうと殴られかねないからやめとく。
ｼﾞｮ「夏子はまだ生きてますけど…」
菅本「＿ってここは禁煙ですよ！」
神立「あぁそうかい…」
伊「そういやぁ、あんた昨夜は九時前にここに来たとか言ってたな？」
神立「ああ…さっき言った通り来てみたら校舎は真っ暗でもんも閉まってたよ…」
どうせそのストーカー先生か、おばさんにやられて運び出されたあとだったのだろうという彼に思わず声を漏らす2人。
まあそりゃそうなるよなぁ。
目「しかし、植野さんが帰り、菅本先生が来る前に…あなたが連れ去った場合も考えられますが…」
そりゃそうだ。
神立「そりゃそうか…とにかく、俺は約束通りここへ来たが、あの先生はいなかったんだ…」
じゃあ約束したのは九時頃だったのかと聞く警部に短くああと答えた神立さん。
澁谷さんの携帯には《約束は８時半ごろでしたけど来られますか？》という未送信メールが残っていた。
これは神立さん宛ではないのか。ときく高木に知らないと答える彼。
神立「…まぁ、俺宛のメールだったとしてもだ…足し算引き算で頭ん中、数字が飛び交って勘違いしたんだろうよ！テストの採点してたようだしな…」
思わず松田や伊達と顔を見合わせた。
証拠もこの場にはないし、犯人をみつけようにももんなんか誰も彼もが怪しく見えてきてしまった。
クロちゃんがいれば助言くれただろうか。
いや、次会うときは敵だとかなんとか言ってたし、今現在の降谷…じゃなくて安室のように雰囲気もまるで違う得体の知れない存在であり、助言なんてしてくれないだろう。
やはり組織が違うのだと思い知らされる。
秘密裡に動くこいつらは姿晦ますのなんてしょっちゅうだし会う度に雰囲気も違うから割と恐怖だ。
無茶して怪我しなけりゃそれでいいけど。
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スノーローズ(プロフ) - しのさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。設定を考えてくれている友人にも感謝感謝です。これからも見守っていただけると嬉しいです。 (2018年6月3日 17時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
しの(プロフ) - はじめまして。このシリーズ大すきです！警察学校組がわちゃわちゃしている光景に、工藤くん服部くん間の気安さを重ねて男子高校生かな？なんて思ったりして。萩原さん主人公くん大好きかよってくらい心配しているので微笑ましいです。更新頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: ebf1ec6b07 (このIDを非表示/違反報告)
桜@ボードには低浮上(プロフ) - そろそろ、赤井さんの登場場面ですね。公安とのカーチェスのシーンを楽しみに待ってます。 (2018年5月31日 21時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - セイラさん» ホントだっ、教えてくださってありがとうございます (2018年5月31日 21時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
セイラ - 変装が返送になってます。 (2018年5月31日 10時) (レス) id: 5214df099a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2018年5月22日 19時
