トリップ少女は名探偵

質問ターイム！やっぱたいへん ページ25

sideKoyuki

「どこから来たの！？」
「お家はどこ！？」
「サッカー好き！？」
「髪の毛生まれつきなの！？」
「着物綺麗だね！」

一時間目開始早々質問の嵐。
一度に聞かれて私の頭はキャパオーバー。
目を天にしてきょとんとしている私は変だろうか。

コ「狐優紀ちゃん困ってるぞ、順番に聞いてやれよ…」

とうとう見かねたコナンくんが私に助け舟を出してくれた。
一気に収まった質問に、内心ほっとする。

やっぱり知ってる人がいるのといないのとじゃ雲泥の差がある。
哀ちゃんがいてくれたお陰で、教室に入ってきた時もかなり安心した。

まあそれは、彼女の包容力というものがあるからかもしれないが、少なくともコナンくんと哀ちゃんは元々がほぼ大人だから、なんとなく落ち着けたんだろう。

私も中身は20歳超えてるけどね！！

狐優紀「え、えと…江古田から来ました、今は米花町2丁目24番地に住んでいます…髪は生まれつきです…サッカーはあまり得意じゃないけど、柔道とかならできます…」

あくまでとか。とかですとか。その中に薙刀とか色々入ってるよ！？

その後は、コナンくんや哀ちゃんのサポートがあり、なんとか1日を乗り切ることが出来た私。

けど流石に大人になってまで小学一年生の問題を解くことになろうとは思いませんでした、まる。

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