検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:32,138 hit

聞き覚えのある声 ページ22

sideOkiya

昴「お母さん?」
コ「昴さん、どうかしたの?」
昴「いや…」

まるで糸が切れたかのように気を失ったこの子は今確かに【お母さん】と言った。

昴(なぜだ?どこかで聞いたような気が…)
?【お母さん?お母さんっ!!どうしたの!?お母さん!!】

あの夜の事がフラッシュバックする。
声だけを聞いたあの夜。

昴(あの時の声の主か…しかし、何故)

あの場にいてなぜ消えたのか。

あの時の少女の母親である人物の消息も掴めていない。
彼女に聞けば手っ取り早いかもしれないが、どうやらそれも難しそうだ。
彼女には母親がいないそうだから。

何故かはわからないが、まだまだ降神狐優紀という少女にはかなりの秘密があるようだ。

哀「とりあえずゆっくりさせてあげない?この子、抱えているものが大きそうよ…」
コ「だな、俺達も負担かけちまったみたいだし」
哀「本当よ全く、疑うのは結構だけど、こんな年端も行かない子供を疑ってどうするの?組織の子だとしたら、まずあなた達について家に入らないわよ、速攻逃げるでしょう」

彼女の言い分もご最もだ。
変に疑いをかけたがために、辛い思いをさせたことに変わりはない。

コ「部屋、移動した方がいいかな」
哀「私はこの人と寝かせるのはどうかと思うけど?」
コ「ははは…昴さん、客間空いてる?」
昴「空いてますよ、毛布と布団を持っていけばいいですかね」
哀「何でもいいけど早くして!!!」

いつの間にか自分と体格差のあまりない子供を背負った彼女はすごい剣幕でそう言った。

確かに背負われた彼女がまとった着物は薄いし、眠っている状態で放置したら風邪をひいてしまうかもしれない。
三人で客間へと急いだ。

目が覚めて→←異人異端者



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜@ボードには低浮上(プロフ) - スノーローズさん» 続き気になります!最新頑張ってください。 (2018年5月11日 21時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
まい - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい! (2018年5月1日 20時) (レス) id: 0834be98b0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - スノーローズさん» ばれてしまった!この後どうなるのか気になります。 (2018年5月1日 15時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 桜さん» 次は松田さんです。変な能力使うので、乞うご期待! (2018年5月1日 8時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - スノーローズさん» 爆弾処理班!!松田さんたちギリギリセーフ!! (2018年5月1日 8時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年4月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。