私の脳は失った記憶を取り戻そうとしているらしい…は？【融合】【名探偵コナン】

立て続けに起こった頭痛と吐き気 ページ8

狐優紀side

現在ポアロにいます。
コナンくんにすごい顔されてます。


コ「頭痛と吐き気ぇ？」

狐優紀「うん、そうなんだ…な〜んか最近…こう…なんて言うか…具合悪くはないけど急に頭痛くなって、必ず吐き気が来て、でもすぐに引いてみたいな」


何だそれというコナンくん。
私に聞かんでくれ。
こっちもわけがわからないのだ。

そして必ず頭痛と吐き気がしている間は声が頭に響く。
私にはもう、これがなんだかだいたいわかっているけど、そんなものが２度も３度も続くのかと思う節もあるし、正直断定するのはどうかと思ってこの状況である。


安「病院には行ったんですか？」

狐優紀「頭痛と吐き気が来るのはほんの一瞬だし、そもそもすぐ引いてしまうから病院に行ってもどこがどう具合悪いのか説明が難しくて…だから行ってないんですよね…」

コ「いや、行った方がいいでしょ」

狐優紀「やっぱそうかな…」


確かに何か病気だったとしたら手遅れになる前に行ったほうがいいだろう。
けど声って！声って！なんだこの病状。
聞いたことないしこれまでもあったし。


安「ところで狐優紀さん」

狐優紀「はい？」

安「あなた、ベルモットに会いました？」


……安 室 さ ん が 爆 弾 投 下 し た 。


コ「え！？会ったの！？会ったの狐優紀さん！！」

狐優紀「コナンくん落ち着いて！視界がぶれるぶれる…」

安「＿って事は会ったんですね？」

狐優紀「会ったっていうか…梓さんに変装してたっぽいですけど…」


あの時たしかにvermouthと言われたし、声も梓さんとは別の声に変わったし、間違いない。


コ「何か話した？」

狐優紀「“あなた何者”って言われた」

コ「確かに謎」

狐優紀「酷い…」

安「狐優紀さんあなた…あなた何者と聞いた彼女に“さぁ…何者でしょうね…”とかなんとか言ったらしいですけど…あの日何かあったんですか？」


ベルモットおしゃべりか！！
余計なことは言わんでよろしい！！
ほら尋問始まったじゃないか！！
勘弁してくれよホントｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ！！


狐優紀「特に何にもないんですけどね…逆に何があったんでしょう…？」

コ「いや、あの日滅茶苦茶具合悪そうにしてたし、電話した時熱っぽいとか言ったよね？あのホールに行く時もボーッとしてたし、急激に具合悪くなって逃げ帰るなんてある？」


私は今日、今世で一番決まりの悪そうな顔をした。

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