私の脳は失った記憶を取り戻そうとしているらしい…は？【融合】【名探偵コナン】

謎解きはポアロで7 ページ46

コナンside

狐優紀は相変わらずだ。
嫌いな人への嫌悪感は隠そうとしない。
つかダダ漏れ。
安室さんの赤井さんに対する態度とまでは行かないけど少しは隠せってぐらいには。

停電する前、典悟さんは入口側の、ソファー席でない方に座っていた。
唯さんは向かいのソファー席に。永塚さんは典悟さんの隣に。
大積さんはお腹の調子が悪いとか言ってしばらくトイレにこもってたな。


目「じゃああなただけは返り血を浴びても洗い流せたというわけか…」

大「おいおい…疑うんなら調べてくれよ！水で洗い流したくらいじゃなんちゃら反応って奴が出ちまうんだろ？」

安「ルミノール…窒素含有複素環式化合物の一種で…過酸化水素水との混合液を吹きかけると血液の存在を青白い光で感知できる…」


でも大積さんからはルミノール反応は出ないと思うという安室さん。

警察が来る前に安室さんは防犯カメラを確認したが、大積さんが来て、次に典悟さんと唯が来て、最後に永塚さんが来て、

パソコンでムービーを見ようとしてコンセントにプラグを差し込もうとしたらショートして、停電したわけだが、停電によってカメラの電源が中断されるまで、トイレの扉はあかなかった。

トイレの扉には小窓がついているが、すりガラスになっているから店内の様子は見えないと。


目「た、確かに…」

平「おい工藤…」


突然話しかけてきた服部はかなりの小声で狐優紀は少し苦笑いして服部と安室さんの前に立った。
俺からは安室さんが見えるような形で。


平「何者や？あの男…ただの喫茶店の店員とちゃうやろ？」

コ「ああ…あの人は…」


安室さんに顔を向けるとウィンクで人差し指を口の前に持って言った安室さん。
内緒ってか。
ふと見上げると狐優紀も似たような格好をしている。

口パクで公安警察がバレたらダメでしょと言われた。


平「ん？“あの人は”…なんや？」

コ「あ、だから…た、探偵だよ…小五郎のおっちゃんに弟子入りしてたぜ？」

平「何や…あのボケナスの弟子かいな…しょーもな…」

狐優紀「師匠さんより数倍優ってると思うけど…」


狐優紀……。

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