私の脳は失った記憶を取り戻そうとしているらしい…は？【融合】【名探偵コナン】

コナンと平次の鵺伝説28 ページ5

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和「なんなん？平次…来ないな所に呼び出して…また変な化け物見せる気やったら堪忍してや！」


さっき鵺にさせられた犬を見せられたために少し警戒心の上がってしまった和葉は、服部に対してそう言った。


平「ちゃうわアホ！一ぺんしか言わんからよー聞いとけ…」


服部が何かを言いかけると、和葉は黒金大池を見て歓声を上げる。

水面が朝日で金色色に光り、キラキラと反射する。

服部はなにかに気付いたように、そうかこの事やったんやと声を上げる。

朝日射し夕日輝く鉄の瓶…黄金千枚二千杯という童謡の鉄の瓶、それはこの黒金大池のこと。
黒金というのは鉄のことだからだ。
つまり、この池が鉄の瓶で、その池に朝日や夕日が射したら金色に輝いて、波紋が小判をばらまいたように見えるというわけだ。


平「…ちゅう話しに来たんやない…戎橋の時まで気ィつかへんかったけど…どうやら俺は…お前の…こと…」


平次が何かを言いかけた時、上から何かが降ってきた。

真横に着陸したのは、自衛隊の隊員。
横溝警部が要請した自衛隊が、本当に来てしまったのだ。


コ(まぁ来るとしたら…浜松基地の空自かな？)


何かを言いかけていた服部に、お前のなんなんだと聞く和葉。
服部はとうとう言い出せなくなり、お前の言う出た通り卵かき混ぜて雑炊食うたらうまかったっちゅうしょーもない話や。
と、苦し紛れのとんでもないごまかしをぶちかました。

和葉は誤魔化したことにも気付かず、嬉しそうな顔をして、蘭とコナンの元に戻っていく。


和「蘭ちゃーん！」

蘭「は、服部くん…何だって？」

和「平時も卵かき混ぜた方が美味しいって言うてたで♡」

コ・蘭「｢はぁ？｣」

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