真夜中の青2 ページ38
狐優紀side
ベルモット「落ち着く?」
狐優紀「静かだからですかねぇ…」
何故だろうか、昼間だと静かなのは落ち着かなくて物足りないのに、夜だと静かであることがものすごく落ち着いて、楽になる。
それがこの公園だともっと。
狐優紀「ていうか、あなた達は大人なのに子供の私を補導対象だとか言わないんですね」
ベルモット「話し込んでしまっている時点で補導対象も何もあったもんじゃないわ」
ご尤も。
?「変わったやつだな」
狐優紀「そうですか?」
ベルモット「あなた何にも関心なさそうだもの」
そういったベルモットに苦笑い。
実はあなた達と深い関わりは持ちたくないからあえて突っ込まないとか言えない。
しかも私あれ…東都水族館でバリバリあなた達の敵だった…。
バレたら即殺されるヤツ。
狐優紀「ていうかずっと話し込んでますけどお兄さん名前は?」
ジン「…………ジンだ」
え、超意外。案外あっさり教えてくれた。
ウォッカ「ウォッカです」
狐優紀「お酒?」
皺寄せるなジン。誰だって気づくから。
てかウォッカ、あなた高校生に敬語……。
狐優紀「お姉さんが確かvermouth…ベルモット…お兄さん達がジンとウォッカ…完全にお酒の名前ですよね…」
ベルモット「よく知ってるわね」
狐優紀「この間友達が【大人になったらまずね、ウォッカ飲む】とか何とか言ってたので…大人になったらって時点でお酒かなぁと…」
実際言ってたんだよなぁ…。
なんでそうアルコール度数の高いもののもうとするんだって突っ込んだ記憶がある。
ベルモット「そうなの」
狐優紀「はい、せめて缶ビールにしとけってツッコミ入れました」
目の前のベルモットは苦笑い。
そりゃそうでしょうね。
アルコール度数低めのを飲めじゃなく缶ビールにしとけってつっこんだんだから。
突っ込むとこそこ!?って。
ベルモット「あら、もう10時じゃない」
狐優紀「……今から家帰ったら絶対警察に補導される」
ベルモット「家どこなの」
狐優紀「神奈川です…」
ベルモット「ここからじゃ滅茶苦茶遠いじゃないの」
駅からかなり離れているため、多分家に着くのは今から帰ったら11時30分くらいにはなってしまう。
補導対象だ。あかん。
ベルモット「仕方ないわね、私が送るわ」
狐優紀「え!?いや、それは」
申し訳ないというか、一般人としてお断りしたい。
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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時