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自分を知りたい ページ29

コナンside

目の前でため息を連発する狐優紀。
頭をガンガンとテーブルにぶつけたりそのたびに目を回していたり、混乱しているのは一目瞭然だ。


狐優紀「いよいよ自分が別次元から来たかすら怪しくなってきましたよ」

安「いや、それは僕達が保証しますよ…でなきゃどっから来たんですか狐優紀さん…」

狐優紀「いや、わかりませんよ、ひょっとするとこの間安室さんたちが私の家の近所に来たのも単にワープさせられただけかも」


どんだけ周りを信用してないんだこの人!?
東都が消えたりしてたんだから次元超えちまったのは間違いないだろ!!


コ「狐優紀さん1回落ち着こう、ね?」

狐優紀「わけわからん…一体全体私のぽんこつ頭はどうなってんだ…」


海馬に損傷でもあるのか?断片的な記憶が消えるとかわけわからない。
しかも割と高インパクトな記憶だぞおい。脳漿炸裂したかあぁ!?

と一人でブツブツ言っているが、こっちからしたら苦笑いものだ。

目の前の少女は混乱の極み。
だいぶ自分が信じられなくなっている。


コ「脳漿炸裂したら死んでるよ狐優紀さん…それにこの前検査しても脳に損傷はなかったでしょ?」

狐優紀「あぁぁぁぁあ〜…」


おい、大丈夫かこのひと。


狐優紀「私何者なの本当…」

コ「それは狐優紀さん自身が知ってるはずでしょ?」

狐優紀「わからないから困ってるんじゃないかぁぁぁぁぁ…」


確かに、知らない記憶を植え付けられても、混乱するのが関の山だよな。
しかも自分が本当はどこの誰かわからなくなってしまう。
かなりまずい事じゃないか?それ。

もし仮に、狐優紀の過去が本当に望んで記憶を消したのだとしたら、その意味はなんだ。
わからない。
だから、狐優紀はパニクっているんだ。


狐優紀「私、自分を知りたい…」

コ「狐優紀さん…」

狐優紀「よし、こうなったら徹底的に調べてやる」

昴「どうやって?」

狐優紀「家の中に眠ってるアルバムとか諸々引っ張り出します」


じゃ!と言って飛び出して言った彼女。まじで大丈夫かあれ。

当てにならない思い出と、既視感のある謎の場所→←Recollection and organization, at Poaro



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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時

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