勘弁してくだせェ ページ27
狐優紀side
松「は！？あれお前！？」
コ「待って待ってどういうこと！？」
安「３年前の11月7日って爆弾事件の日ですよね…当時ニュースにもなってた…」
蘭「そんなのに関わってたの狐優紀！？」
狐優紀「ストップストップ！！一気に話されても私聞けないから！！」
聖徳太子じゃないんだ私は！！
一気に聞くな！！ていうか何で思い出すの佐藤刑事！！忘れてよ！てか忘れててよ！！
佐「どこかで聞いたことある声だと思ったのよ！！」
狐優紀「声だけで判別出来るんですか凄いですね佐藤刑事」
昴「白目剥いてますよ狐優紀さん」
知らんがな。こちとら脳内混乱の極みだくそう。
私が知らない記憶ではあるものの、彼女の聞いたのは間違いなく私の声だ。
3年前の記憶が消えるとかしゃれにならない。
覚えてないとか普通ありえないから。
中二の記憶？あるよ？部活が本当に苦痛だったこととか、合唱コンで悔しい思いしたとか。
ほら、覚えてんだよこういうこと！！なのに爆弾の件について電話したことだけ頭からすっぽり抜けてるとかありえないから。
コ「狐優紀さん、後で話聞かせてもらうからね」
狐優紀(覚えてないんだよォォォォ)
だいたい彼らの認識じゃ、私は“トリップしてきた、なんかなんでも知ってるやつ”じゃないのか。
その法則で行くと私過去何回かこっちにトリップして帰ってそのたびに記憶消去してることになるんですけど。
怖っ！？
自分も気づかないうちにトリップして色々やらかしてそのたび記憶消してたってか！？
何のために！？
蘭「狐優紀、百面相してどうしたの？」
狐優紀「うん、なんか私自分がつくづく謎になってきた……」
返答になっていない返答をぶちかまし、私は盛大にため息をつく。
佐「＿＿ってことは、あれは狐優紀ちゃんで間違いないのね？」
狐優紀「多分そうだと思いますよ…1日に何度も爆弾の在処を知らせる電話がよりによって米花中央病院から来るとも思いませんから…」
佐「じゃあ狐優紀ちゃんは、間接的にだけど松田くんを助けたことになるのね」
狐優紀「そうなんですか？」
佐「狐優紀ちゃんの【最後の一本を残して切っておいてくださいって伝えてください】っていう助言がなかったら、この人多分殉職してたわよ」
なんかそんなこと言ってたような言ってなかったような。
いずれにせよ、私はとんでもないことをしていたらしい。
Recollection and organization, at Poaro→←厄介事に巻き込まれる私の体質終
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スノーローズ(プロフ) - ＭＯＯＮさん» ありがとうございます！ (2018年3月16日 19時) (
レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
ＭＯＯＮ - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ！主人公ちゃん！！ (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ | 作成日時：2018年3月14日 16時
