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厄介事に巻き込まれる私の体質7 ページ24

狐優紀side


高瀬「は?俺が犯人?じょ、冗談よしてくれよ…」

狐優紀「冗談なんていうわけないじゃないですか…」


私がニコッと笑いながらいうと、彼は顔を青くさせる。


狐優紀「あなた、言ってましたよね?【自動販売機にコーヒー買いに行ったり売店に行ったり】って」

高瀬「あぁいったよ!それのどこがおかしいんだよ!」

狐優紀「おかしいですね…いつ売店に行ったんです?」

高瀬「いつって…トイレを出て自販機に行ってから…」

狐優紀「では、なぜあなたは売店で店員さんに確認されてないんでしょう?」


彼にアリバイがないのは15時50分から16時15分の25分間。
もしその間に売店に行ったなら、店員さんに姿を確認され、アリバイが無い時間はもう少し短く絞られるはず。
しかし彼の場合、職場を出てからまた戻ってくるまでのあいだ、誰にも確認されていない。


狐優紀「なぜです?」

高瀬「……ッ」

狐優紀「売店であなたの姿が確認されていないのは、あなたが売店を訪れていないから…恐らくあなたは屋上へ大崎さんを呼び出し、何らかの理由で小競り合いになった…とうとう手まで出てしまったあなたがたは掴み合いになって、高瀬さんがフェンスに大崎さんを押し付けた時、大崎さんがバランスを崩し、後ろに落下してしまった…そして大崎さんは、あなたの左腕を掴んだ…その時に抉れたんですよ…大崎さんの右手が…違いますか?」


高瀬さんはその場に膝をつくと、俺がやりましたと掠れた声で呟いた。
殺すつもりなんてなかったと。

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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時

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