厄介事に巻き込まれる私の体質3 ページ20
狐優紀side
狐優紀「あの〜…お聞きしてもいいですか?」
松田さんの横に突っ立ってる3人に向かってそう言うと、もんのすごい表情で松田さんに見られる。
怖いです。悪人面やめてください。
見たところ全員バラバラな服装だ。
中西さんはスーツ。ボタンがふたつついていて、右腕に金属製の時計をつけている。
杉浦さんはワイシャツにカーディガン。高校生くらいに見えなくもないような服装で、首に十字架のペンダントをつけている。
高瀬さんは革ジャン。会社にそんなのいいのかと思うがいいらしい。ちょっと意外だ。
左の胸ポケットの金色のチャックが少し派手な感じを醸し出している。
そして左上には同様金色の時計をつけている。
狐優紀「高瀬さん、1番長い間姿を確認されてませんけど…」
高瀬「今朝腹を壊してね…良くあるんだよ、昔から内蔵が弱くて…」
内臓じゃなくてそれ腸な?
狐優紀「にしたって長くないですか……」
高瀬「その後自販機にコーヒー買いに行ったり売店に行ったりしてたから…」
狐優紀「ありがとうございます…じゃあ次中西さん…」
この人は犯行を行うことが出来る時間は15時30分から40分の10分間だけ。
犯行が可能な時間は極めて少ないが、それで犯人から除外することは出来ない。
彼に聞くと、ちょうどトイレに行ってから自販機に行って、目当てのお茶が売り切れていたから別フロアにある自販機に行っていたため、かなりの時間を費やしてしまったという。
実際別フロアに行くのに彼の職場からだと3分程度。
彼の職場の休憩室にある自販機から他フロアに向かうと5分。
往復で10分はかかる。
狐優紀「ありがとうございます…最後に杉浦さん…15分ほど職場から離れているようですけど」
杉浦「僕は喫煙所に行って2分くらいそこにいて、出たあたりで飲み物が切れていたことを思い出して自販機に…でもその自販機にはお茶がなくて他フロアに行って…買って帰って職場についたら15分経ってしまっていて…」
狐優紀「ありがとうございました」
私はその場を離れてコナンくんたちのいるほうへ向かう。
後から松田さんの視線がグサグサ刺さってるけど気にしたら負けだ。
昴「狐優紀さん、なにかわかりましたか?」
狐優紀「はい、1人大嘘付きがいることがね」
安「えぇ、1人だけおかしなことを言っている人がいましたね…」
さあ、推理ショーの始まりだ。
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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時