私の脳は失った記憶を取り戻そうとしているらしい…は？【融合】【名探偵コナン】

厄介事に巻き込まれる私の体質2 ページ19

コナンside


狐優紀「あー…うー…」

コ(何なんだこいつは…)


さっきからあーとかうーとかそれしか言わない狐優紀。
一見なにかに悩んでいるようにも見えるが、たまにボソリと“何で私は…いつから事件ホイホイ体質になったんだ…”とかわけのわからん事言っているから悩んでいるわけではなさそうだ。
別の事では悩んでるけど。


コ「どうしたんだよ狐優紀」

狐優紀「あー…なんだかなぁ…これって殺人事件だよね…」


何当たり前の事言ってんだこいつ。
さっきからそう言ってるだろ警察が。


コ「いや、だからさっきからそう言ってるだろ警察が…何言ってんだよ…」

狐優紀「うーんそれは分かってるんだけどね？容疑者わかってるの？」

コ「隣の建物はそこの社員しか入れない会社、セキュリティーを誤魔化して入るような殺人犯が、被害者に自分の服を掴まれたり、フェンスに跡を残すような失態を起こすとは思えない」

狐優紀「内部犯ってわけか…犯行時刻は…」

コ「15時30分から16時30分の１時間の間、その間に姿を確認されていないのは今松田刑事の横にいる3人だけだってよ」


松田刑事の横にたっているのは、中西大輔(35)、杉浦和也(32)、高瀬亮(40)の3人。
３人ともアリバイがない。

別に1時間ずっとという訳では無いが。
中西さんは15時20分から40分の20分間。
杉浦さんは15時30分から45分の15分間。
高瀬さんは15時50分から16時15分の25分間。


狐優紀「高瀬さんが確認されてない時間が気になるね」

コ「あぁ、長いんだよな…1番…」

狐優紀「被害者の男性の名前は？」

コ「大崎直樹さん…38歳だってさ…」

狐優紀「まだ結構若いのに……」


お前はおばさんかよ。


狐優紀「高瀬さんがお尾崎さんを呼び出して小競り合いになって、突き落としてしまったって可能性もあるよね……」


果たしてこの中に犯人はいるのか。
それは誰なのか。気になるところではあるが、情報不足だ。

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