暗い瞳の彼女 ページ13
コナンside
狐優紀「君は私のお母さんに似ている」
コ「は?」
狐優紀は笑って何でもすぐに気づくこと、助けようと奔走すること、辛いことを深くは追求しないことと言う。
狐優紀「私のお母さんもね、そんな感じだった…辛いことがあったらすぐ気づいてくれて…だけど深くは聞かない…私が言うまで待っててくれる…」
怒る時は怒って、それと同じくらい優しくしてくれる。
閉じ込めていることは、私が言わなくてもちゃんとわかってた。と。
俺は…解ってない。彼女が何について苦しんでいるのか…最近になってから起き始めた頭痛と吐き気だ。原因は彼女自身にもあるだろうが、その原因を知るのは狐優紀という少女だけ。
次元が違うというとんでもない世界から来た彼女が何を知っているのかなんてとてもじゃないがわかるわけない。
コ「分からないよ…狐優紀さんが思ってるほど…」
狐優紀「全部わかれというわけじゃないよ、ただ君は、辛いことに気づいてくれる、でも深くは聞こうとしないし、待っててくれる」
本当に君には叶わないよ。と笑う。
けどきっと、彼女が話すようなことはしないんだろう。
その時が来るまでは。
今聞いたところで彼女も混乱しているだろうし、正確な情報が伝達されるとは限らない。
狐優紀「いつかその時が来たら、絶対に話すから」
コ「いつかっていつ?」
うーん…と考え込んだ彼女はたぶん数ヶ月後?と曖昧な笑を見せる。
なぜ時期がわかるのかはわからないが、彼女が数ヶ月後というならば待つしかないのだろう。
狐優紀「おそらくあと二人…」
はぁ、とため息をついた俺は、狐優紀のその言葉を聞き逃していた。
……何故こうなる→←I am a relief girl in the memory shown
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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時