私の脳は失った記憶を取り戻そうとしているらしい…は？【融合】【名探偵コナン】

コナンと平次の鵺伝説25 ページ2

狐優紀side


蘭「狐優紀が出した布団って…」

和「ほんなら丹沢さんが毒殺されてたんは…」

平「そうやあれと同じ仕掛け使たんやろ…」


炭酸水が吹き出す管に、二股の毒針を入れ、股の間を指で押さえながら振って丹沢山が窓から顔を出した時に指を離しその針を飛ばせば毒殺できる。
毒針に意図をつけていればすぐに回収もできるしなという服部くん。

つまり、彼女がやった犯行は、まず、絵を描いた布を彼女の部屋から垂らしたあとで染地さんをホテルの裏に呼び出し刺殺して、爪痕をつけた後、用意していた歯型のついた看板をすぐそばにおいて小さい立て札を本物の立て札があった場所に刺し、灯油を撒いて火をつけた。

その火に驚いて全員が外に出てきたところを見計らって鵺の音を出し、熊の毛皮を被せた犬に立て札を引き抜かせホテルの裏を周りホテルの中に入れたのが最初の事件。

次に、火を消すフリをして金属ナトリウムをばら撒き、外で見張っていた服部くん立ちにかからないよう炭酸水を飛ばして火をつけ、その火を見ようと顔を出した丹沢さんに毒針を飛ばして殺したのが2度目の事件。


平「まるで鵺に殺られたように見せかけたっちゅうわけや！まあ、染地さん殺したナイフは池にでも捨ててしもたんやろけど…丹沢山を殺した毒針は鑑識さんが見つけてへんちゅう事は、あんたが持ってたボールペンの芯にまだ入ってるんとちゃうか？縫い針を爪楊枝に交差させて結びつけたら二股の毒針は作れるし…ラッキーやったのォ…うまい事丹沢さんの顎に毒針が刺さって…」

増「ラッキーじゃないわ…」


私はその言葉を聞くとすぐ、静かに三階の窓を閉め、部屋を飛び出した。
もちろん下に行くために。
私が三階にいる意味は無いし、下に行ったところで問題はないだろうから。

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