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コナンと平次の鵺伝説25 ページ1

狐優紀side


平「増子史絵さんだけっちゅうこっちゃ!!」


彼女は美大を出ているし、私なんかよりももっと本物みたいに壁の絵を描けるだろう。

服部くんやコナンくん、私が裏に回っている間も、表は燃えていた。だから、その証拠の布もその場で燃やしてしまえば証拠は隠滅出来てしまう。

でも、その燃えカス服部くん踏んずけていたし、残っちゃってたけど、燃え残った布と一緒に。


竹「しかしそんな窓の絵をいつ布に描いたんですか?」

コ「前もって描いておいて…この部屋に隠してたんじゃない?誰かがたまに犬に餌をやりに来てたんでしょ?それってきっと増子さんだよ!犬に立て札を引き抜く芸を仕込まなきゃいけないしさ!」

狐優紀「ひょっとするとその一つだけ種類が違う木も、トリックのために増子さんが植えたのかも…」


でも2度目に火がついた時、この人は部屋にいたのにどうやって火をつけたのかという鶴見さんに金属ナトリウムだと説明する服部くん。

金属ナトリウムは燃えやすい紙や草でくるんで水をかけると化学反応でものすごく熱くなって火がつく。
1度目に火がついた時、増子さんはバケツを持っていたようだから、その中に金属ナトリウムを入れていれば誰も怪しむことはない。

その燃えカスの白い粒になった金属ナトリウムは、鑑識さんが調べてくれたから間違いないと服部くん。

次に水の謎。
村長さんが2度目に火がついた時、頬にピュッと水滴が降ってきたと言っていた。
そのとき同時に炭酸飲料を開けたような音もしていたと。

ワインのコルク栓に穴を開け、インクを抜いたボールペンの芯を刺し、


平「その栓に紙テープ巻いて大きさ調整して…炭酸水の口にピッタリはめた後よう振ったら…めっちゃ遠くの狙った位置まで水、飛ばせるで!」


服部くんの言葉に、ハハ…狙った位置に水を?と、半ば信じていない様子の横溝警部。
ビシャッと水を飛ばしたコナンくんに、ふっかけられ、驚いている隙に、私は3階の窓から使っていない布団を少しだけ出す。

村長さんが予備で買ってた炭酸水とワインのコルク栓を使えば、コナンくんでもこの道具を作れる。
紙テープもボールペンも、すべて増子さんが持っていたから。


コ「それにこうやって上に向けて降って指を離すと…ほら!狐優紀さんが出してくれた布団に届いたでしょ?」


ビシャッという確実に布団に水が当たった音がしてら実験は成功だなと人らはニヤリと笑った。

コナンと平次の鵺伝説25→



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スノーローズ(プロフ) - MOONさん» ありがとうございます! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON - 面白かったです。更新ありがとうございます。頑張れ!主人公ちゃん!! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 087b132a75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月14日 16時

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