検索窓
今日:8 hit、昨日:9 hit、合計:91,638 hit

17年前と同じ現場18 ページ42

狐優紀side


目「本当に水の中でガラスが?やってみてくださいよ!か」

阿「いや、切れるように割れると言っても細かい破片は飛び散るからとても危険なんじゃ…(フサエさんのコップを割りたくはないし…)」


博士、フサエさんのコップ割りたくないだけでしょ…。


目「しかしだったらなんでSENBAの文字を残さなかったんだ?その方がわかりやすいのに…」

コ「わかりやすすぎるからだよ!パッと見て自分の名前だーって犯人に気づかれたら隠されちゃうもん!」


だから扉を破って押し入ってきた仙波さんに文字を切り取ったコップを投げつけたんじゃない?というコナンくんに、そうすれば壁にあたって割れたと錯覚してくれますしという昴さん。

まさか切り取られた文字の方が重要だとはと言いかけると声が尻すぼみになって止まる。


昴・コ((犯人も…瞬時に…判断することは…不可能…))


二人が黙り込んで固まったと思ったら、急に昴さんに腕を掴まれ引かれる。

後ろで、って…あれ?という目暮警部の声が聞こえるが、完全に走り出してしまった人に追いつくのにこっちは必死だ。

コナンくんと博士と分かれ、何故か引っ張られたまま昴さんのあとを追っ掛ける。

おいおい、事情聴取ほったらかしていいのかと思うけど…まあ、聞く耳持たんだろうな…コナンくんも昴さんも…なんせ中身は工藤新一と赤井秀一だもんねぇ…。

やっと立ち止まった昴さんがタバコを吹かし始めると、目の前に車が止まる。
窓から顔を出したのはジョディ・スターリング捜査官。
何気に初対面なんだけど……。


ジョ「なんなのよ?秀…急に呼び出して…あとその子は?」

赤「この間の東都水族館で居合わせた奴だ…それより、グローブボックスから俺のタブレットを出してくれ…」


携帯ないのかよ!!

昴さんはタブレットのメモ機能を起動させると

《PUT ON MASUCARA》

と打ち込みその中からPTONを抜き取り下に“UMASCARA”と入れる。

やけにAが多い。まぁ、当たり前なんだけど。


赤(“CA”が“KA”と同じく“か”と読むのなら…思いつくのはASACA…容疑者の“浅香”か…)


UMASCARAからASACAを分け、残ったUMRを並べ変えれば浮かんでくるのは……


昴・コ((RUM!!))


赤井さんの口角が僅かに上がったのが見えた。

17年前と同じ現場L'épilogue→←17年前と同じ現場17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
191人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。