17年前と同じ現場14 ページ38
狐優紀side
コ「……わかってて誘導しただろ…」
戻ってきたコナンくんにジト目で言われ、あははバレた?と言っておく。
ちなみに私が虫無理なのも、アリの行列が無理なのも事実である。
だから二人に気づかせるために誘導したというのもある。
とりあえず目暮警部に説明しにいこうと言うと、わかりやすく後ろから二つため息が。
−・−・−
目「ええっ!?犯人とトリックがわかった!?本当かね?阿笠さん…」
阿「いや、わかったのはこの二人というか…」
昴「ええ、わかりましたよ…仙波さんがこの離れに…凶器となる鈍器を持ち込んだ方法がね…」
昴さんがそういうと、ちゃんと説明した、ボディチェック設けたと騒ぎ出す仙波さん。
ボディガードのお二人に確認までしている。
当然二人の返答は肯定だが。
コ「でも、ビニール袋に入った小さな人形とその人形のシリーズが乗ってる小さなカタログ持ってたんだよね?」
仙「そ、それがどーした?」
コ「だとしたらあれも持ってるはずなのになんで持ってなかったの?」
仙「な、なんだよ?あれって…」
狐優紀「丸いプラスチックのカプセルです、仙波さんが持ってたその人形ってガチャガチャのカプセルの中身ですよね?カタログはビニール袋に入ってなかったみたいですし…」
そういうと、あれなら邪魔だったからどっかに捨てちまったと仙波さん。
ちょうどそこに高木刑事が帰ってきた。
ビニール袋に、ガチャガチャのカプセルと、蜂蜜とカラーボールと大きめのビー玉を入れて。
高「でも、本当にこんなものを犯人は使ったのかい?」
コ「うん!まずはカプセルを開いてー…」
カプセルのつなぎ目に貼ってあったテープで、カプセルの穴を塞ぎ、中にビー玉を入れ、その中に蜂蜜を垂らし、カプセルをはめ直したら
コ「はい!出来上がり!」
高「で、出来上がりって…何が?」
まあ、これだけ言われてわかる方がすごい。
コナンくんにこれとカラーボールをトイレの上の屋根に投げてと言われ、戸惑いつつも受け取る高木刑事。
狐優紀「あ、屋根に乗るように投げてください」
高「え?あ、ああ…」
高木刑事が投げるとカンっと言うととともに数回屋根をバウンドし、カラーボールだけが落ちてきた。
カラーボールは落ちてきたけど、カプセルは落ちてこないという高木刑事に、そこで見ててと言って、私たちは離れに入った。
191人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
どうやら私には抜け落ちた記憶があるらしい…は?【融合】【名探偵コナン】
火拳の愛した女 -second- 【 ONE PIECE 】
もっと見る
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月1日 0時