17年前と同じ現場13 ページ37
コナンside
昴「そのボール、どの辺に飛んできたか覚えてます?」
スバルさんがいうと、ボディガードのうち一人が屋根に何かが当たった音がしたから離の奥に行ってみたらこのあたりに転がってましたと案内してくれる。
その時、玄関から離れたのは彼だけで、二人共離れるなんてことは無かったらしい。
昴「カラーボール以外は何も?」
「はい…ボール一個だけでした…」
ふと真横に小さな窓があるのに気がついた。
コ「ねぇ…この小さい窓って鉄格子がついてないけど…どこの窓?」
ボディガードさんによると、脱衣所の向かいにある、トイレの小窓らしい。
ここまで小さいと、子供でも入れないから鉄格子がついていないのだそう。
昴(コップの破片を踏んだスリッパに傷口に付着した蜂蜜…屋根に当たったカラーボール…)
コ(ビニール袋に入った人形とカタログ…トイレの小さな窓せ…)
カラーボールが屋根に当たった時、カラーボールにしては大きな音がしていたというボディガードさん。
「カンカンって…」
カンカン!?
昴・コ((ま、まさか…凶器をあの中に…))
なにかに気づいたときだった。
阿「うわっひえぇぇぇ…」
狐優紀「ヒイィィィ!!」
コ「は、博士!?狐優紀さん!?」
さっき四人でたっていた場所に駆け足で戻る。
昴「どうかしましたか?」
阿「あ、いや…大した事じゃないんじゃが…あ、アリが…行列を作っておって…ホレ、母屋の縁の下まで続いておる…」
コ「でも博士…昆虫の図鑑、いっぱい持ってんじゃねえか…」
人騒がせだな本当に。
阿「写真の中じゃったら可愛い昆虫じゃと割り切れるんじゃが…生で動いておるのを見るとやはりキツイわい…」
狐優紀「私は単に集合体がダメなだけだから…虫も嫌いだけど…」
コ(中だったら…割り切れる?)
なにかに気づきかけた時、赤井さんに坊や、来てみろ!と呼ばれる。
赤井さんは、母屋の縁の下を覗いていた。
赤「どうやら…お目当ての凶器を…見つけたようだ…」
後ろを振り返るとぐっと親指を上に向けてにっこり笑っている狐優紀さん。
わざわざ気づかせるために博士に合わせたな?狐優紀さん。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月1日 0時