気がついたら元いた世界が完全に飲み込まれてた…は？【トリップ…に近い何か】【名探偵コナン】 (ページ24)

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17年前と同じ現場1 ページ24

狐優紀side

狐優紀「羽田浩司…17年前、将棋の四冠王だった人だよね？確か外国で亡くなった…」

コ「やっぱ知ってんのか…」

狐優紀「て言っても知ってることには限りあるけどね…何でもかんでも知ってるわけじゃないよ？事件だって朧気に覚えてるのばかりだし…」

今回のこれも、大して覚えてない。
最後のシーンしか。ガールズバンドのやつはなんか印象に残ってたけど。

コ「そうなんだ」

狐優紀「そうなんだよ…」

コナンくんに頷いてからパソコンをのぞき込む。

どうやら彼は趣味でやっていたチェスの大会に参加しようと渡米し、大会前夜に宿泊していたホテルの部屋で、何者かによって殺害されたらしい。

コ「部屋はかなり荒らされていて、殺される前抵抗したみたいだけど」

狐優紀「直接の死因は不明…か…」

コ「うん」

同じ日に別の部屋で亡くなっていたアメリカの資産家、アマンダ・ヒューズの死因もわかっておらず、アマンダさんが、羽田浩司さんのファンであったこと、その日以来アマンダさんが帯同していたボディーガードが姿を消していることから、アマンダさんが“浅香”と読んでいたボディーガードを最重要容疑者として行方を追っているが、その消息は未だに掴めていないとある。

狐優紀「浅香…なんか聞き覚えが…」

コ「それって狐優紀さんが朧気に覚えているっていう記憶の一部？」

狐優紀「うん…たぶん…」

確かかなり重要なことだった。
これから起こる出来事に、深く関係するような…。

哀「狐優紀さん？」

狐優紀「大丈夫、多分すぐに思い出すことになると思うから」

これから起こる厄介事でね。