気がついたら元いた世界が完全に飲み込まれてた…は？【トリップ…に近い何か】【名探偵コナン】 (ページ3)

今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:91,635 hit

衝撃暴露2 ページ3

狐優紀side

安「あの花火狐優紀さんがやったんですか！？」

狐優紀「え？は、はい……？」

半ば硬直した状態で答えると、安室さんは頭を抱えてしまった。

ﾌﾞﾂﾌﾞﾂとこの子はなんて無茶してるんだ？とか、いつどこでクレーン車の操縦覚えたんだ？とか…聴き取りづらいけど何か言ってる。

安「狐優紀さん、あなたまだ一応子供ですからね？」

狐優紀「え？はい……」

無茶するなってことだろうか。
いやもうそれは本当に自分でも思った。

あの時の私は割と後先考えないで突っ走ってたからな…感情のままに動くって恐ろしい…。

コ「狐優紀さんってある意味運いいよね……」

狐優紀「そこは普通に運いいよねって言って欲しかった…ある意味って何ある意味って……」

実際そうなんだけど。
運が良くなきゃ、あそこまで事はうまく運ばなかったろうし、下手したら私も腹部の怪我だけじゃ済まなかったかも……最悪死んでいた。

そう考えるとコナンくんの言う運がいいは、かなり的を射ている気がする。

そんな話をしながら歩いていると、ようやく貸しスタジオに到着した。

途中、コナンくんと安室さんの二人にもう絶対無茶するなとかなりの鬼の形相で言われたものだから、私は完全に震え上がっていた。

しかし、今私たち、三次元の人間が置かれている状況から考えると…身を守るために、かなりの無茶が必要なんじゃないか…なんてことも思ってしまっている。

なんと言ってもここは米花町。
犯罪を招き寄せる都市と言っても過言ではないのだから。