仲の悪いガールズバンド14 ページ14
狐優紀side
狐優紀「……了解です」
真純が頼むと顔の前で手を合わせてきたものだから断りきれずに承諾してしまった。
いや、だってここで断ったら私すごいやな奴じゃない?
もう原作でもなんでもどうとでもなれ。
休憩室に向かい、例の三人にもう一度ボディチェックをしたいと言うが、やっぱり文句は言われるわけで…。
他のバンドの人も調べたのかという留海さんに、高木刑事がそれはまだだと答える。
萩江さんは他のバンドとよく揉めていたらしく、もしかしたら恨みを買っているかもと染花さん。
この間もライブハウスで一緒になったバンドの人に【何だ…あんたらまだバンドやってたんだ…】【ボーカルがおっ死んだっていうのによー…】
と言われ挙句の果てに、【自慢のボーカルが喉潰して自○しちまった】とか何とか無神経なことを言われ、萩江さんはそれにぶちギレ大喧嘩。
ちなみに自○したボーカルと言うのは、この人達の元のボーカルの人で、首頭朱音という人だったそう。
無茶して喉を潰したのは本当。でも自○じゃなく交通事故。車にはねられたと三人は聞いているそう。
別バンドの犯行のせんも出てきたために目暮警部はすでに返してしまった2、3のグループの連絡先を受付に聞いて呼び出せと高木刑事に指示。
高木刑事は部屋から出て行った。
コ「ねえお姉さんたち…誰が最初にバンドやろって言い出したの?」
コナンくんが聞いている横で、私も耳を傾ける。
やろうと言い出したのは萩江さん。
亡くなったボーカルの朱音さんは、ギターやベース、キーボードもできたから、色々教えてくれたそう。
その代わり朱音さんは女の子っぽいことが何も出来なくて、料金は萩江さんが、メイクは染花さんが、唯子さんは裁縫は刺繍を教えようとしたけど長続きせず、モノになったのは留海さんが教えた編み物だけだったそう。
そういえばスタジオで撮っていたという動画を見たいと言うと留海さんは携帯を操作して見せてくれる。
爪、結構長いけど、キーボードを弾く時、支障出たりしないんだろうかとぼんやり考えた。
留海さんの携帯に映っていたのは縦画面の動画。
警察には事件にはあまり関係なさそうだからと返してもらえたそう。
真「なんで縦なんだ?」
安「横の方が収まり良い気がしますが…」
二人がそういうと足元が切れちゃうからと答えた唯子さん。
テレビ画面と違って面白いと。
(((なるほどな…そういう事ですか…)))
私は、確信を持った様な三人を見ていた。
191人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
どうやら私には抜け落ちた記憶があるらしい…は?【融合】【名探偵コナン】
火拳の愛した女 -second- 【 ONE PIECE 】
もっと見る
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノーローズ | 作成日時:2018年3月1日 0時