気がついたら元いた世界が完全に飲み込まれてた…は？【トリップ…に近い何か】【名探偵コナン】 (ページ13)

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仲の悪いガールズバンド13 ページ13

狐優紀side

蘭「じゃあさっきベースを教えてくれた人って…」

園「その人なの？」

真「ああ…十分くらいの間だけどね…」

それで覚えられる真純すごくない？私じゃ絶対覚えられない。てかもう忘れてる。

その人お兄さんの音楽仲間だったんじゃない？という蘭に、真純は苦笑気味にそれはどうかなぁ？と答える。

その人がベースを入れていたのはソフトケースなのにベースを取り出しても形が崩れずにピンと立ったままだったから、ベースはカムフラージュで、別の硬い何かが入っていたかもという。

コ(ライフル……)

ライフルだぁ……。

園子がその人の名前聞いた？と言うと真純は聞いてないけど、そのホームに来た別の男がこう呼んでたよと言う。

真「スコッチってね…」

スコッチ・ウイスキー(英語: Scotch whisky)とは、英国スコットランドで製造されるウイスキーのこと。日本では世界5大ウイスキーの1つに数えられる(W○kip○diaより抜粋)。

ちなみにバーボン・ウイスキー、ライ・ウイスキーとか、まあコナンくんには聞き覚えのある名前がウイスキーの中にはある。

コナンくんはもしかしたら、この名前に何らかの引っ掛かりを覚えているかもしれない。

外国の人かと驚く蘭に、どっからどう見ても日本人だったからあだ名じゃないかという真純。

洋酒があだ名って随分洒落てるよな。
と思うのは多分私だけじゃない……と思いたい。

真「でもさ…彼をそう呼んだその男…帽子を目深にかぶってたから顔はよく見えなかったけど…似てる気がするんだよね…安室さん…アンタにな！！」

ピンポンピンポン大正解！！
と言えたらどれだけ楽なんだろう。
なんか色々ぶち壊しそうで流石に言えなかった。

安「人違いですよ…そんな昔話より今、ここで起きた事件を解決しませんか？君も探偵なんだよね？」

真「ああ…そうだな…」

探り合いだよ……。

私はこの人を探るような目が堪らなく苦手だ。
何も口に出すことが出来なくなるというか、変な圧迫感があるというか。

はぁ、とため息をついて、探偵組から離れようとしたが、できなかった。

真「狐優紀くんも手伝ってくれよ！コナンくんから聞いてるんだ！かなりの観察眼を持ってるんだろ？」

狐優紀「えぇっ！？」

真純のこの言葉で。

コナンくんを見るとちょっと申し訳なさそうな顔をしている。
そんな顔するくらいなら話さんでくれ。