バイトしてたら既視感のある人が目の前にいた...は？【名探偵コナン】【逆トリ】

「犯人諭したんだよ？どゆこと？何したの？」と言われても……思ったこと言ったまでなんですが！ ページ29

Aside

安「諭した？」

赤「強盗犯を？」

A「そうなるんですかね？((コ｢そうなるでしょ｣…だそうです」


いや、諭したっていうか自分が思ったこと言っただけなんですけどね？
命軽く見るなって。
軽々しく見ていいもんじゃないって。

苦労もせずにお金を手に入れようとするなって。
命はお金じゃ買えない。
たとえ何兆という額を出したって命には代えられない。
死んでしまった人は、いくらお金を出したって帰ってこない。
それくらい大事なものだ。
身近な人であれば、大事な人であればなおさらに。


コ「Aさん、急に怒ったよね、大人しくしてたのに…」

赤「急に？」

哀「そうね、本当に突然hot缶コーヒーを江戸川くんを抱えた犯人の顔面に投げつけてたわね」

安「何挑発してるんですか！？」

A「あいにく武器がなかったので」


そうじゃねえだろ〜……という顔をされている私だが、何とかしなきゃと思ったのは事実である。


光「確か犯人がコナンくんを抱えて…」

元「“ガキを殺されたくなかったら金用意しろ”って言ったんだよな」

歩「その後お姉さんが“は……？”って言って…」

哀「缶コーヒーを投げつけた」

安「何してるんですか本当に…下手したら殺されてましたよAさん…」

A「命はお金じゃ買えないんです…それをわかってない人に…軽々しく見ている人に…誰の命も取られたくはないし、お金だって取られたくなかったんです…」


綺麗事と思われても全然構わない。
でもあんな人間達に、命を握られたくはなかったのだ。


赤「前に何かあったのか……？」

A「流石…鋭いですね赤井さん…えぇ、数ヶ月前…ごく最近の出来事ですけど…」


私はそういうと話し出した。

数ヶ月前に起きた出来事(・・・・・・・・・・・)を。

どんなに願っても帰ってこない人を思い出して……→←この人達、やっぱりハイスペックだった。By狐優紀さん……。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す