バイトしてたら既視感のある人が目の前にいた...は？【名探偵コナン】【逆トリ】

ごめんコナンくん……親戚ってことにしてしまった ページ18

Aside

某アニメの挿入曲を着信音にしている私。
当然慌てて電話をとる。
多分この曲を知ってる方の方が少ないだろうが。


A「はいはいもしもし！？」

？〔Aさんなんでそんな必死に電話取ったの〕

A「コナンくん！？」


そういえば今朝、念の為に連絡先交換したんだったか。
自分の服から携帯出てきた時、あの三人めちゃくちゃびっくりした顔してたな。
そりゃそうか、現在地をわざわざ聞く必要なかったと思っただろうし。
現在地くらい携帯で調べられるからね。

私の近くにいた部員は私の口から聞いたことのない人名に首を傾げる。


A(やっぱり記憶消されてるのか)


海華あたりだったら“コナン”という単語に反応しそうなものだが、無反応だから本当に記憶にないんだろう。
非現実的なことが現実だと思い知らされる。

こんなところで電話するもんじゃないなと一旦廊下に出た。


A「どうかした？」

コ〔Aさん遅いから、どこにいるのかなと〕

A「ごめんよ、まだ学校なんだ、部活があって……」

コ〔わかった、安室さんたちに言っておくね！あと、なんかわかった？〕

A「ううん、手がかりなし…やっぱり簡単じゃないんだねぇ…人探しって…」


廊下は寒い。超寒い。美術室の暖房がどれだけ暖かいのか知らぬが、めちゃくちゃ寒いじゃないか。


コ〔そうだね…あ！じゃあもう切るね！部活頑張って！〕


そう言ってぶちっと切れた電話。
美術室に入るとほぼ全員がこっちを向いた。


A「おおう！？」

海「コナンくん誰？」

A「ん？」

千「さっき言ってた」

A「えーっと…」

海「誰？」

A「親戚です」


ごめんコナンくん…親戚ってことにしてしまった。

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