バイトしてたら既視感のある人が目の前にいた...は？【名探偵コナン】【逆トリ】

幻覚かな……そう信じたいんだが。 ページ3

Aside

……うん、何が起きているのかさっぱりわからん。

何故ここにあの(··)コナンくんがいて、何故私の服を引っ張ってるのか。


A(解せぬ。)

コ「お姉さん聞いてる？」

A「あ、はい？どうかしたのかな？」


一応しゃがんで目線を合わせて聞いてみる。

彼がどうしてここにいるかはまず置いておこう。
どう考えても私の頭だけで解決できるほど、単純な内容ではなさそうだから。


コ「あ、あのね、僕知り合いとここに来たんだけど、道に迷っちゃって…ここって何県だか教えてくれない？」


それ私に聞く意味あったのかな。
槙本さん(先輩)とかに聞いてもよかったんじゃ？
と思ったがレジは長蛇の列で、私以外の店員はみんなレジに入ってしまっている。
って私含めて3人だけど。
とてもじゃないが地名を聞くためだけにあの列に並んで、わざわざ時間をとらせるのは私だったら絶対できない。


A(だから私に聞いたのか？)


でなくても雑誌とか調べれば出てきそうなもんだけど。
って今はそんなことどうでもいい。


A「えっと…ここが何県か、だったよね？」

コ「うん！」

A「ここは神奈川県、ちょっと田舎っぽいけど、一応横浜だよ」


そう、ここは横浜のちょっと端にある区。

穏やかな場所で、私はここが結構好きだ。


コ「横浜！？」


横でまじかと呟いている彼。
何かあったのだろうか。

いや、次元をまたいでる時点でなにかあっちゃってるけど。

知ってた、知り合いがいるって時点で何か感づいてた。→←…何がどうなってるんだ？

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