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──黒尾──
あれから1ヶ月。
みんな忘れてた。Aのことを。
そして、朝練もなにもなくいつも通り終わった。
教室に戻り席につくと丁度先生が来た
先「えーっ、転校生を紹介する
入ってきていいぞ〜」
今頃転校生…変わってるな…
『えー、関西から来ました〜
波久礼 A言います〜』
…ん?A…?Aって言った?
えぇっ?
てか関西って…
Aと一緒…
顔つきもめっちゃ似てる…
先「えーと、じゃあ波久礼は黒尾の隣な。」
『ん、分かりました〜』
えっ、なんで名前だけで分かった…凄いだろ…
黒「おぉ…ッ、よろしく…」
『…ん、よろしゅうな。黒尾。』
いやでも。…こいつ男…?
黒「…なんで俺の名前で自分の席がわかった…?」
『なんでって…、お前の事は前から知っとった様な気がしたからや。』
黒「…Aに似てる…お前の性別男だけど…すげー似てる…」
『…A?
俺の名前もAやけど。…あっ、もしかしてバレー部マネ?』
黒「えっ…なんで知ってんの…」
『いんや…そんな記憶が残っとる…』
黒「まじか……」
俺は思ったんだ。
コイツ、田鍋Aの生まれ変わりなんじゃねぇかって。
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作者名:瑛鵺 | 作成日時:2017年8月23日 11時