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11・・ ページ12

──黒尾──


あれから1ヶ月。
みんな忘れてた。Aのことを。




そして、朝練もなにもなくいつも通り終わった。

教室に戻り席につくと丁度先生が来た


先「えーっ、転校生を紹介する
入ってきていいぞ〜」


今頃転校生…変わってるな…


『えー、関西から来ました〜
波久礼 A言います〜』


…ん?A…?Aって言った?

えぇっ?
てか関西って…

Aと一緒…
顔つきもめっちゃ似てる…


先「えーと、じゃあ波久礼は黒尾の隣な。」

『ん、分かりました〜』


えっ、なんで名前だけで分かった…凄いだろ…


黒「おぉ…ッ、よろしく…」

『…ん、よろしゅうな。黒尾。』


いやでも。…こいつ男…?

黒「…なんで俺の名前で自分の席がわかった…?」

『なんでって…、お前の事は前から知っとった様な気がしたからや。』


黒「…Aに似てる…お前の性別男だけど…すげー似てる…」

『…A?
俺の名前もAやけど。…あっ、もしかしてバレー部マネ?』

黒「えっ…なんで知ってんの…」

『いんや…そんな記憶が残っとる…』

黒「まじか……」









俺は思ったんだ。
コイツ、田鍋Aの生まれ変わりなんじゃねぇかって。

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作者名:瑛鵺 | 作成日時:2017年8月23日 11時

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