見ざる言わざる聞かざる【僕のヒーローアカデミア】 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,093 hit

保健室ページ7

「大丈夫か？」

『た…たぶ……アババババババ』

「落ち着け」

だって！だって！！←

膝から生緩い液体が足を伝ってるんだよいやあああ(((

もう早く終わってくれ

「はいもう大丈夫だよ」

リカバリーガールは笑顔でそう言った

あぁ怖かった…本当に

「大丈夫だったか？」

『ま…まぁ……たかがきずかすりですし！？』

「言えてないぞかすり傷な」

とりあえず落ち着こう

本当血液見るとパニック起こしちゃう…

ダメだな…早く克服しないと

「怪我は治ったんだ早く帰りな」

『はいありがとうございましたリカバリーガール』

そうやって轟くんと保健室を出る

『そう言えばボク君の苗字しか知らないんだけど
もしかして轟くん下の名前焦凍だったりする？』

「ん？あぁそうだけど」

『あやっぱりか！久しぶりだね轟くん！
覚えてるかな？』

ボクが笑ってそう言うと轟くんは首をかしげた

「悪りぃ…どっかで会ったことあるか？」

まぁだろうね

あの時に比べて髪も短くなったし肌も真っ黒

『だよねーほら初めて病院であったフードの子覚えてる？
ボクとおんなじ髪色の黄色い目の子』

少し考えるポーズをしてから思い出すように顔を上げる轟くん

「あぁ確かに会ったことがある作り笑いばっかしてた子」

『作り笑いて…あれボクなんだけど』

作り笑いバレてたのか

もっと上手く笑えないとなぁ…

「最後まで名前を教えて貰えなかったからな

あれお前だったのか」

『そうだよボクは黒羽田A よろしくね轟くん』

笑いながら手を差し伸べる

轟くんは手を握って

「ん」

と素っ気なくではあるが返してくれた

今は亡き母と父

世界は広いですね