初登校 ページ4
「キンチョールするなー…」
『なんだよキンチョールするなーって
意味わかんないよ姉ちゃん』
「メンゴメンゴ 緊張するなって意味さ」
『それならそうと普通に言え』
「お姉ちゃん達 いつまで教室のドアの前で話すのさ」
そう ボクらは相澤先生が紹介すると言う形で
未だに教室に入れていないのだ
「あぁそうだ おい 入ってこいお前r「イヤーッフーッ！！」…おい」
姉の辞書に緊張なんて言葉はなかった
ついでにボクらへの迷惑という言葉も
「さぁ入ってこいよマイエンジェルズ！！」
『てめぇのせいで変なプレッシャーかけられてんだよ殺すぞ』
「お姉ちゃん言葉遣い」
『おっとクソ姉のせいで悪くなってたねごめんね』
「まだ一部悪いよ」
とりあえず入るけども
どうせこの後また外出るんしょ？
意味なくないかな？
「「「個性把握…テストォ！？」」」
うるさいなぁ
橙の鼓膜が破れちゃうだろ
「入学式は！？ガイダンスは！？」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ
雄英は"自由"な校風が売り文句 そしてそれは先生側もまた然り
ソフトボール投げ 立ち幅跳び 50m走 持久走
握力 上体起こし 長座体前屈
中学の頃からやってるだろ？個性禁止の体力テスト」
『すいませんせんせー ボクら小中と学校に行けてませんけどー？』
「お前らは例外だ 軍からの指名でここに入られてるんだからな」
『はーい』
とりあえずやり方は知らんけども
個性使ってその…色々をやればいいんだよね？
それなら楽勝だね
だってボクらは個性を使い慣れているもん
「爆豪 中学の時 ソフトボール投げ何mだった」
「67m」
「じゃあ個性を使ってやってみろ
円から出なきゃ何してもいい 早よ」
爆豪…あ もしかしてかっちゃんかな？
へー ガキ大将で調子乗ってたやつが高校までこれたんだー(失礼)
個性は爆破だよね
なら爆風にボールを乗せて…
「死ねぇ！！！」
ほらね
んー…お姉ちゃんならもうちょい飛ぶかな…
「まず自分の「最大限」を知る それが ヒーローの素地を形成する合理的手段」
「なんだこれすげー面白そう！」
「705mってマジかよ！」
「"個性"思いっきり使えるんだ！さすがヒーロー科！」
"面白そう"か
そんな気持ちで進む気なら…この先はダメだね
一足先に"犯罪現場"を体験したボクらだから言えるんだけどね
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作者名：死神 | 作成日時：2017年10月11日 18時
