豪華 ページ3
「わあぁ……」
「すっげー広いな…」
『………こんなところにボクら何かがいていいの？』
「あぁ 制服とか必要なものは夜に渡す
まずはこの環境に慣れておけ」
イレイザーヘッド兼ボクらのクラスの担任らしい相澤さんは言った
この環境って言われても…こんなに豪華にしなくてもいいのに
「じゃあまた夜に」
『はい』
「なーなー！部屋決めしようぜA！」
『お姉ちゃんうるさい』
「私隅っこの部屋がいい！」
さてさて 真っ黒なボクらが
こんな普通に暮らせるのでしょうか？
ｰ夜ｰ
夜食と共に日常生活の服と制服
そしてヒーロー着希望の紙を貰った
『ヒーロー？』
「雄英高校はヒーローの学校だ
お前達はヒーローとしての素質がある
そうエンデヴァーが言っていた」
エンデヴァー また会えるといいんですがね
それにヒーローの素質ってなんなんだろう
「お前らはヴィランの基地で人質にされていた人々を助け出していたそうだな」
あぁ 依頼で呼ばれた人達が捕まえてた罪のない人達を逃したことですかね？
姉が依頼者さんの気を引いて 妹が人々を導いて
ボクが脱出の経路を作るもの
『あれは罪ない人が傷付けられるのが嫌だからです
別に善意があったわけではなく…残虐を見ることが嫌なので』
「俺もあんまり見たくないかねぇ…
口輪してんのに本音吐きそうになるし」
「ヘッドホンしてても心の声が響いてきて嫌になるので」
ほら ボクらには善意なんてない
「だが その力 人を助けるために使ってみないか？」
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作者名：死神 | 作成日時：2017年10月11日 18時
