【A】 ページ23
夏、ニノと二人で海に行った時のこと。
なかなか外に出ないニノをちょっとは出ろと無理やり連れ出したからご機嫌ナナメ。
｢相葉さんもーかえろ｣
｢まだ着いてないでしょ！｣
｢ゲームしたいの｣
｢してるじゃん！｣
車の中で二人言い合う。
でも着いたらニノも意外とはしゃいじゃって可愛い。
突然水をぶっかけると反撃される。
なんだ、楽しそうじゃん。
連れてきてよかった！
でも水からあがって少し立つとちょっと寒くてブルっと震える。
クシャミをするとどこからかバサッとタオルが飛んできて
｢すぐ風邪引くんだから早く拭いとけばか｣
と言われる。
なんだかんだ優しい。
寒さのせいか下腹部がきゅっとする。
あ、おしっこしたい。
｢ちょっとトイレ行ってくるね！！｣
｢あ、まって！…俺も｣
なんだニノちゃんもしたかったのか！
二人で海辺の簡易トイレに向かう。
男女共用だから個室が一個あるだけでニノちゃんがいつから我慢してたかなんて考えずに先に入った。
さっと済ませて出ようとしたらニノちゃんがドアを叩いて
｢長いよ、代わって？｣
平然としてるつもりなんだろうけど個室の前からはぱふぱふとサンダルで足踏みする音が聞こえる。
あれ？限界なの？
急に意地悪したくなった俺はとっさに嘘をついた。
｢ごめん…はら、いた…｣
｢え！だから言ったのに！冷えたんだよ大丈夫ですか？｣
こんな時にも優しい。
｢…ったぶん大丈夫！｣
俺の嘘はニノちゃんだけには見破られてしまうけど今はそんな余裕もないってことがわかる。
ふぅと息を吐く音が聞こえる。
｢相葉さん、大丈夫？｣
｢ん…きっつい…｣
｢そっ、か…｣
ぱふぱふという音が聞こえる。
歩き回ってるのかな。
ドアの隙間から見るとお腹をさすって耐えてる。
｢っハァ、相葉さん、もうそろそろ大丈夫？｣
｢どしたの？｣
｢ごめん俺オシッコ限界なの｣
｢まってもう少しで代わる！｣
｢ん、ありがと…｣
片手で入口の壁に寄りかかってもう片手で下を押さえていかにも我慢ポーズのニノ。
｢…っあ、ダメ…｣
そう言ってすぐソレをズボンから抜き出して中腰でビクビクしながらオシッコをする。
タイミングを見計らってトイレからでる。
｢ごめんニノちゃ…あ…｣
｢や、これは…あ、いや…｣
｢…ふふ、可愛いよ｣
｢ばか！！！｣
ちょっとやりすぎたけど可愛かったよ、ニノちゃん。
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kammostsluvamos(プロフ) - 続き楽しみにしています^^ (2018年6月29日 17時) (
レス) id: c4f9a481e0 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - 優ちゃんさん» お気遣いありがとうございます！頑張ります！！ (2015年12月7日 0時) (レス) id: 88035b1eb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - はんばーぐさん» ありがとうございます！涙涙です！！ (2015年12月7日 0時) (レス) id: 88035b1eb8 (このIDを非表示/違反報告)
優ちゃん(プロフ) - おかえりなさい！更新楽しみにしてました(*^^*)佐藤さんもご無理をせずに更新していって下さいね。応援してます！ (2015年12月6日 22時) (レス) id: 4a1a936801 (このIDを非表示/違反報告)
はんばーぐ - 初めまして。更新待ってました！『四男愛。』大好きです。これからも佐藤さんのペースで書いて頂けたら嬉しいです！更新頑張ってください！ (2015年12月6日 15時) (レス) id: 6d7763d792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2015年8月5日 20時
