私、悪役令嬢らしいですが、攻略対象に微塵も興味が湧きません。百合ですから。【“聖魔の理”編】

威厳が無いのは神のせい ページ8

アイルス視点



シーズン2では存在そのものがネタバレとされる人物(キャラ)……即ち黒幕。




エクレールによって殺されたアイルスを生き返らせた魔王、邪神とも呼ばれています。



その邪神が今、白の部屋にいます。



タルト「暇だから遊びにきたのじゃ」



この世界では珍しいとされる黒色の髪。瞳は深い紫色。そして漆黒のドレス。



それはこの世の“悪”で作られたかのようにも思えます。



そして、威厳があり魔王や邪神と呼ばれても違和感の無い口調…………



アイルス「私の中にある想像の邪神が崩れていきます」



だから、言っている内容で無にしているんですよ。



タルト「！？お主、まさかタルト教徒なのじゃ！？エル、それを何故言わない！我の信仰心が無くなってしまうではないか！」



私は無宗教です。



他国は何かしらの宗教に入っていますが……アラヴィレッド国は“神に祈ってる奴は自ら私は無能ですと言っているようなものだ”と学んでいるので、仕方ありません。



エクレール「大丈夫だよー。アイちゃんはあのアラヴィレッド国の王女なんだからー」



あのってなんですか。



タルト「アラヴィレッド国？……ああ、ならば仕方があるまい」



どこか諦めた声色で言うタルトさん。



タルト「ならば友としてよろしく、アイルス……いや、アイでいいの」



おお、認識が信者から友達に昇格しました。



タルト「で、今日はどんな“チキュウ”の遊びをするのじゃ？」



チキュウ……地球ですね。



片言から転生者ではないことがよく分かります。



しかし、なら何故ここまで威厳が死んでいるのででs……



エクレール「てってれー、トランプタワー！」



あ、はい。



主にこの人のせいですね。

姫は“魔女の香”がするらしい→←悪役らしいことはしない

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