女神辞めたと思ったら、今度は聖女として召喚されました。 (ページ14)

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新たなる領主前編ページ14

クリス視点

私(わたくし)、この三日間を通して、わかったことがあります。

四聖勇者様は、この世界を元いた世界のゲームと同じだと思っているようです。

三勇者はゲームで得た知識を頼りにして、異世界万歳俺TUEEEと勘違いしているのです。

メルトマルクの国教、三勇教の信仰が揺らぐのは、時間の問題だと思います。

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クリス「今日一日、よろしくお願いします。尚文様、ラフタリアさん、フィーロさん」

尚文「ああ、よろしく」

ラフタリア「よろしくお願いします」

フィーロ「グア！」

聞く限り、三勇者が各地で起こした問題の後始末をしていたようです。

これは今回は期待出来そうです。

なんて思っていたら、村の外から見覚えのある人がこっちに向かって騎竜が引く馬車に乗って走ってきました。

豪華な装備に目立つ槍。

元康様とマインさんが馬車から降りて来ました。

元康「おーい！ここの村人ー集まれー！」

村の真ん中で人を集め出しました。マインが大々的に宣言します。

マイン「国民の皆さま。この度、波での功績を称え、槍の勇者であるモトヤス＝キタムラ様が王からこの地の領主に任命されたことをここに伝えます」

……はい？

元康「というわけでここの新たな領主になった槍の勇者である北村元康だ。村の復興を頼まれた！今後ともよろしくな！まずは財源確保をしてから資材を購入するんだ！」

「「「は！？」」」

村人の殆どが困惑の表情を浮かべています。

功績で領主……随分優遇されているようですね。

領主「領主は私であるはずですが？」

まあ、突然ですし納得は出来ませんよね。

マイン「なんですか？村人風情が王の決定に異を唱えるの？」

ああ、あなたは相変わらずですね。

元康「なんだ？なんで尚文がここに居るんだ？」

元康様が尚文様を見つけて話しかけてきました。