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貴女side
アカリを夢幻の森に帰した私はもう姿が見えない入間達の後を追うことにした。
廊下には先程の荒っぽい上級生とは違い、比較的平和に師団勧誘が行われている。
「ルシファンはどこだぁ!?」
...…たまに物騒な上級生も混じってはいるけれど。
『さて、入間達はどこにいるのでしょう。』
1人大荷物を背負っている男子生徒の後ろについて回っている私は人間達の姿が無いか辺りを見回す。
入間「_______!!」
あら、後ろから入間の声がしましたね。逆方向でしたか。
そう思い方向転換をしようとしたが背後から物凄い衝撃が加わりそれは叶わなかった。
『うっ、』
ぐにゅ
ぶつかった拍子に認識阻害眼鏡も外れ、大荷物を背負っていた男子生徒───恐らく上級生も巻き添えにしてしまう。
入間/?「「『ご、…ごめんなさい…』」」
私は上級生の、入間が乗っていない方の太腿に自分の下半身を押し付け、上半身に胸を押し付ける形になってしまっていた。
…痴女((
退こうにも入間の腕が丁度頭の上で、退けない、。
『ぃ、入間、退いてくれませんか?』
入間「へ!?Aちゃんまで!!巻き込んでごめん!!
あの、すみません!」
そう言って入間が上から退いてくれたので私も身体を起こす。
が、
『し、死んでる…?』
その人は口と鼻から血を流しながら気絶していた。
入間「ぼ、僕はなんてことを…」
『あぁ、入間、、自首しに行きましょう。』
まぁ、死んではないでしょうけど。
慌てる入間は面白いですね。(愉快犯)
案の定その人は生きていて、死んだかと思ったなんて笑いながら起き上がった。
その人は身体が弱いが魔具には詳しいらしく、入間の指輪もすぐ悪食の指輪と見抜いたり、入間と同じ魔具の首輪型をつけていたりとなんだか此方の毒気が抜かれるようなおっとりとした悪魔だった。
上級生「この他にも色々な魔具が…って、わぁ〜〜〜。」
先程私と入間がぶつかった衝撃で魔具が散乱している。
それに新入生がつっかかり上級生だと慌てるも位階がベトだと分かり馬鹿にして去っていく。
はぁ。全く。後で灸を据えなければ。
フワッ
魔具達が一斉に浮き上がり、鞄に入っていく。
上級生「!これは、、?」
『大丈夫ですか?先輩。』
そこで、今一度、私と上級生───アミィ・キリヲは顔を合わせた。
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ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» ノリがいいメダカさんナイス過ぎィ!!作者の野望はいつか読者様方の横隔膜も破裂させることです()。野望達成のため夜更かしも程々に作者は寝ます。 (2月7日 23時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのメダカ(プロフ) - ひのやさん» 返しにめちゃくちゃツボったでやんすっww、もう全然ご贔屓にさせていただきますよ。ゲッヘッヘ、これからも更新頑張ってもらうでやんす(悪ノリ) (2月7日 23時) (レス) id: 46b73a4ede (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - きゅさん» ふぇぇええぇ、なんのことか、作者わかんなぁぁぁぁい。ふへへへへへへへへへぇ(ビブラートましまし) (2月7日 13時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
きゅ - えっっっっっっっ((アウトっすよ〜!! (2月7日 13時) (レス) @page20 id: 58ff2b5437 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» コメントありがとうございます!げっへっへ、いいんでゲスよ!是非今後ともウチをご贔屓にね、アイィ!!(キモくてすみません) (1月23日 18時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひのや | 作成日時:2023年7月4日 19時