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Noside
ライム「リトルベイビーちゃ、いや、Aちゃん?Aちゃん出てきてー〜、!」
モモノキ「Aさ、、ちゃ、ちゃん。もう気にしてませんよー!」
スージー「ふぃ、一緒にお茶にしましょ〜?」
女性教師がそう呼びかけるのは1つの青紫の球体。
球体からは掠れた女子の声がする。
『ムリ………シニマス…。
ハズッカシッ……。……シテ………コロシテ。ワスレナサイ。マジ。』
時は数時間前に遡る。──────…
…
…
ライム「私ね、考えて見たのよ!!何故リトルベイビーちゃんが0なのか!!」
『あらあら、ありがとうございます。』
Aはいつも通り、見る側の胸が高なってしまうような妖艶な笑みを浮かべている。
ライム「ベイビーちゃん。質問を幾つかするから、答えてくれる?」
『はい。構いません。』
男女関係無く、2人の会話に教師達は耳を澄ます。
ライムはこの時、出来うる限りの本音を引き出せるようにリラックス茶をAに出した。
コクッ
それをAが飲んだのを見計らい質問を始める。
ライム「じゃあまず1つ目!彼氏でも彼女でも、恋人がいた事はあるかしら?」
『いえ、ありません。』
ライム「じゃあ好きな人はいる?」
『?まぁ。はい。』
ザワリ
人の恋路程面白いものは無い。それも番人。教師達は教師としてでは無く、悪魔として、今1度耳を澄ませた。
ライム「!?そ、それは誰?なの?」
Aに堕とされた悪魔であるライムが恐る恐る尋ねる。
『え?うーん、そうですね。敢えて言うなら、入間、
と、』
「「「「「((((と!?))))」」」」」
教師達は悟った。これは色恋では無い、と。
『クララとアズ。他には問題児クラスの皆、好きですよ?
あ、後、先生方も。』
ガタッ!!
何処かでA推しの赤髪教師が椅子から転げ落ちた音がした。
『そもそもバビルス教員の皆さんは位階が高いです。それ相応の努力を支払って来たんでしょうね。それが先ず素敵です。そしてそれに慢心せず、己の力を生徒達の為にと、己の人生をこの学舎にと捧げる姿勢がどうしようも無いほど愛おしく思います。それに力ある者に惹かれるのはヒトの性。私も例外ではなく、皆さんの力が好ましいと思っていますよ。私を番人だからといって遠巻きにしなかったのも嬉しかったです。是非いつまでもそうして頂きたい。』
…リラックス茶の威力は素晴らしいものだ。
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次回
羞恥は続くよ何処までも。
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ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» ノリがいいメダカさんナイス過ぎィ!!作者の野望はいつか読者様方の横隔膜も破裂させることです()。野望達成のため夜更かしも程々に作者は寝ます。 (2月7日 23時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのメダカ(プロフ) - ひのやさん» 返しにめちゃくちゃツボったでやんすっww、もう全然ご贔屓にさせていただきますよ。ゲッヘッヘ、これからも更新頑張ってもらうでやんす(悪ノリ) (2月7日 23時) (レス) id: 46b73a4ede (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - きゅさん» ふぇぇええぇ、なんのことか、作者わかんなぁぁぁぁい。ふへへへへへへへへへぇ(ビブラートましまし) (2月7日 13時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
きゅ - えっっっっっっっ((アウトっすよ〜!! (2月7日 13時) (レス) @page20 id: 58ff2b5437 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» コメントありがとうございます!げっへっへ、いいんでゲスよ!是非今後ともウチをご贔屓にね、アイィ!!(キモくてすみません) (1月23日 18時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひのや | 作成日時:2023年7月4日 19時