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放課後 職員室―――Noside
ガララッ ツカツカ ドササッ
ダリ「あ、ライム先生。お疲れさ、、ま、、
あの?その教材の量は…?」
ライム「リトルベイビー専用のテキストですよ!!!!」
大声でライムが叫ぶ。その声に釣られてなんだなんだとほかの教師も野次馬しに集まって来る。
ダリがそう聞いたのも無理は無い、そこにはライムの机も床も占領する程の本が置いてあった。
ドギツイ内容から初歩中の初歩の本。悪魔のフェロモンに関する本や無性愛者(他者に性的欲求を抱くことが少ないor全くない者のこと)に関する本が所狭しと並んでいる。
オリアス「リトルベイビー…?こんなに大量の資料を持ってくるなんて、余っ程優秀なんですか?」
《占星術教師 オリアス・オズワール》
ライム「逆よ逆!!!彼女、魅力度が0%なんですもの!!」
「「「「え!?」」」」
ダリ「って、ライム先生!生徒の魅力度を公言するのは、、。」
ライム「だってぇ、!!彼女に魅力がないだなんて!!信じられないわ!!私を魅了しておいてぇぇ!」
ツムル「それ、八つ当たりじゃ〜…
って魅了した!?!?」
ライムの言葉にツムルを初め教師達にどよめきが走る。
彼女はサキュバス。様々な男悪魔も、時には女悪魔も魅了して、学生時代の収穫祭ではその力を遺憾無く発揮し準優勝を納めた実力者だ。
そんな彼女が堕とされたとなれば、そりゃあ驚く。
ライム「えぇそうよ!特別な何かがあった訳でも会話した訳でもない。
ただ、、」
教師達が聞き耳を立てている為、職員室は静まり返っていた。
ライム「ただ、
イルマ君が咲かせたピンクの花の花弁が舞って、あの子の髪に付いて、
その花びらを取るあの子の白い指が、微笑む姿が、凄く、綺麗で、消えてしまいそうな儚さが、どうしようもなく胸を締め付けて、
Aさんの、あの姿が、頭を離れないのよ!!!
あんな色香を放ちながら魅力度0%だなんて認めないわ!!!!」
ポカン、とした空気が辺りをつつみ、そして、意味を理解した面々の顔がどんどん驚愕に変わり、叫び声があがった。
ツムル「は、は、はあああァァァァァァ!??!!!え、え、え!!!嘘でしょ?!!!いや、えぇ、?!!!ライム先生が惚れたのって、Aさん!???しかも魅力度が、え、?ゼロ?零?ZERO?」
イチョウ「ぉぉおおお落ち着けツムルうぅうぅぅうう!!!!」
ツムル「お前もな!!!?!」
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ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» ノリがいいメダカさんナイス過ぎィ!!作者の野望はいつか読者様方の横隔膜も破裂させることです()。野望達成のため夜更かしも程々に作者は寝ます。 (2月7日 23時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのメダカ(プロフ) - ひのやさん» 返しにめちゃくちゃツボったでやんすっww、もう全然ご贔屓にさせていただきますよ。ゲッヘッヘ、これからも更新頑張ってもらうでやんす(悪ノリ) (2月7日 23時) (レス) id: 46b73a4ede (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - きゅさん» ふぇぇええぇ、なんのことか、作者わかんなぁぁぁぁい。ふへへへへへへへへへぇ(ビブラートましまし) (2月7日 13時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
きゅ - えっっっっっっっ((アウトっすよ〜!! (2月7日 13時) (レス) @page20 id: 58ff2b5437 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 名無しのメダカさん» コメントありがとうございます!げっへっへ、いいんでゲスよ!是非今後ともウチをご贔屓にね、アイィ!!(キモくてすみません) (1月23日 18時) (レス) id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひのや | 作成日時:2023年7月4日 19時